ｆｌｕｍｐｏｏｌ　サプライズ４発で５０００人魅了

全国ツアー東京公演を開催したｆｌｕｍｐｏｏｌ。ボーカル・山村隆太らメンバーは気合十分

　男性４人組ロックバンド「ｆｌｕｍｐｏｏｌ」が２０日、東京国際フォーラム（千代田区）で全国ツアー東京公演を行った。アンコールでは、アリーナ公演開催など今冬の活動内容を発表。ファン５０００人がサプライズに酔いしれた。

　アンコール３曲目の「星に願いを」の歌唱後、ボーカルの山村隆太（２７）が「きょうは僕らの今後の活動についてお知らせがあります」と切り出すと、ファンのどよめきが起きた。興奮する客席に向けて山村から発表されたのは、新アルバムの発売、来年１月のアリーナ公演開催、新曲の発売と、ボリュームたっぷりの内容。鳴りやまない拍手に、山村は「また皆さんに笑顔で会えるのが楽しみ」と応えた。

　アルバムは今冬に発売予定。３月にスタートした自己最長の半年間の全国ツアー（４２都市５２公演）の合間を縫って、収録を行ってきた。「どの曲もシングル曲として成り立つ」をテーマに制作しており、完成は間近に迫る。「証」「どんな未来にも愛はある」などのシングル曲も収録予定だ。

　さらに、この作品を発売前に一足早く聴ける「アルバム完成全曲試聴会」を、１１月に東名阪の３都市で開催。メンバー全員が参加する予定で、制作秘話などの裏話が聞けそうだ。１０月３１日発売予定のシングル（タイトル未定）の初回盤購入者から、３都市で計１０００人が抽選で招待される。

　アリーナ公演は来年１月１１、１２日に横浜アリーナ、１６、１７日に大阪城ホールで開催。新アルバムの収録曲が生披露される予定だ。「４日間どの１日をとっても素晴らしい１日だったと感じてもらえるようなライブに絶対します」と、メンバーも気合が入っている。

　この日の公演では最新曲「Ｂｅｃａｕｓｅ…Ｉ　ａｍ」や、ヒット曲「君に届け」など全２１曲を披露。「明日なんて知らない！」（山村）と全力で臨み、会場が揺れるほどの盛り上がりだった。