小澤征爾さんが指揮取りやめ…軽度の肺炎と脱水症状

[ 2011年8月24日 06:00 ]

 長野県松本市で開催中の音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」のオペラ公演で指揮をする予定だった小澤征爾氏(75)が23日、体調を崩して出演を取りやめた。事務局によると、過労と急激な気温の変化で体調を崩し、軽度の肺炎と脱水症状を起こした。小澤氏は出演を強く望んだが、体調が回復せず、医師の勧めもあって同日夕方に出演を断念した。

 1月の腰のヘルニア除去手術後、本格的な公演では初めて同音楽祭で21日にオペラ「青ひげ公の城」を指揮。23日も同じ演目で58分間指揮をする予定だった。オペラは代役の指揮で上演された。小澤氏は9月の中国公演も含め今後4回指揮をする予定だが、事務局は「体調を見ながら判断していく」としている。

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2011年8月24日のニュース