戦場カメラマン渡部陽一氏が“銀幕デビュー”

[ 2010年9月9日 06:00 ]

 日本テレビの「踊る!さんま御殿!!」(火曜後7・56)などで独特の口調で人気の戦場カメラマン・渡部陽一さん(38)が“銀幕デビュー”する。

 スペイン製作のサスペンス映画「リミット」の劇場予告編に登場。トレードマークのベレー帽とベスト姿で「衝撃の映像を見てしまいました。凄い映画です」などと観客に語りかける。
 同映画はイラクが舞台。武装勢力に襲われ気絶した米国人トラック運転手が、地中に埋められた箱の中で目を覚まし、必死に脱出しようとする物語だ。配給元は、イラクで取材経験のある渡部さんに出演を依頼。同作を見た渡部さんは、細部までリアルに描かれていることに感心。スローな話し方で「やりましょう」とオファーを快諾した。
 撮影は8月下旬に都内で行われた。渡部さんは「普段は僕は撮影する側ですが、撮られる側がどういった気持ちになるか、とてもよく分かりました。カメラを意識しないというのが、いかに難しいのかも分かりました」と話した。
 渡部さんは今年1月29日、TBSのバラエティー「笑撃!ワンフレーズ」への出演がきっかけでブレーク。テレビに多数出演するようになったが、周囲には「自分はカメラマン」と主張。テレビ出演は海外取材費用を捻出するためという。今回の配給元も「金額は明かせませんが、ギャラはしっかりお支払いしています」。予告編は11日から、映画は11月6日に公開になる。

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2010年9月9日のニュース