09年邦画興収が過去最高!「邦高洋低」は続く

[ 2010年1月28日 17:29 ]

 日本映画製作者連盟(映連)は28日、2009年の全国映画概況を発表した。興行収入(興収)は邦画が前年比1・3%増の約1173億円で、2年連続の過去最高。洋画は同12・3%増の約887億円で「邦高洋低」の傾向が続いている。

 邦画と洋画を合わせた興収の総額は約2060億円(同5・7%増)に上り、04年に次ぎ過去2番目。邦画の占める比率は56・9%だった。
 公開本数は762本と4年ぶりに800本を下回る一方、入場者数は同5・5%増の約1億6930万人となった。
 邦画は10億円以上の興収を上げた作品が、過去最高の年間34本に。うち22本を東宝配給作品が占めた。作品別では邦画の1位が「ROOKIES 卒業」の85億5000万円、洋画は「ハリー・ポッターと謎のプリンス」の80億円が最高だった。
 記者会見した映連の大谷信義会長は「テレビ局がかかわったヒット作が多い。本当に見たい映画を見るというより、話題になる作品が好まれている」と分析した。

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2010年1月28日のニュース