菅原文太「書類だらけ」の農業政策と邦画界に苦言

[ 2010年1月28日 07:42 ]

映画「牛の鈴音」の試写会で講演を行った菅原文太

 俳優の菅原文太(76)が27日、都内で行われた韓国映画「牛の鈴音」の特別上映会で講演した。

 79歳になる農民と、30年間ともに働いた1頭の牛を追ったドキュメンタリーで、韓国で大ヒット。現在、山梨県北杜市で農業を営んでいる菅原が同作に感動。自らタイトルの題字を日本語で書いて提供するなど協力を申し出た。
 この日は全国15自治体の関係者を前に「農地を借りるのにも、ハウスを建てるのにも書類、書類と江戸時代の関所のよう」と改善を提唱。また「日本は若い連中がごちゃごちゃやってるだけ。なぜ“牛の鈴音”のような作品が生まれてこないのか」と、日本映画界にも苦言を呈した。

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2010年1月28日のニュース