「小沢征爾芸術監督」でカーネギーホール日本祭

[ 2010年1月28日 10:48 ]

 世界的な音楽の殿堂、カーネギーホール(ニューヨーク市)は27日、今年12月と来年3~4月、同市中心に指揮者の小沢征爾さん(74)を芸術監督とする音楽祭「ジャパンNYC」を開催すると正式発表した。

 同ホールのギリンソン理事長が2010~11年度の公演計画を発表する中で明らかにした。
 それによると、12月14日に小沢さん指揮、サイトウ・キネン・オーケストラ演奏でブラームスの交響曲第1番などを演奏するのを皮切りに計40以上の公演を予定。
 来年3月から4月にかけてはアンドレ・プレビン氏指揮のNHK交響楽団、バイオリニスト五嶋みどりらの演奏のほか、雅楽、能、邦画の公演もある。
 小沢さんは今月初め、食道がん治療のため今年前半の活動を休止すると発表しており、ギリンソン理事長は会見で「早い回復をお祈りする」と語った。
 同ホールが来年5月に開設120周年を迎えるのを記念し、10~11年度の公演にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団やピアニストのポリーニ氏ら最高水準の演奏家・団体が名を連ねている。(共同)

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