草なぎ剛&竹内結子 7年ぶり共演で夫婦役

[ 2009年11月9日 06:00 ]

 「SMAP」の草なぎ剛(35)と竹内結子(29)のコンビで夫婦愛を描いた映画「僕と妻の1778の物語」(来冬公開、監督星護)が製作される。2人は興行収入31億円を記録した2003年のヒット作「黄泉(よみ)がえり」以来の共演。草なぎが主演したフジテレビの連続ドラマ「僕の生きる道」(03年)をはじめとする「僕シリーズ」の最新作となる。

 物語は、SF作家・眉村卓氏(75)と妻悦子さんの実話がベース。大腸がんで余命1年と宣告された妻に、夫が「笑うことで免疫力を上げてほしい」と、毎日1話、笑える短編小説を書き続けることを決意。妻が亡くなるまでの5年近くにわたって1778話の小説を書き、余命1年という宣告を覆す。
 映画では、草なぎが牧村朔太郎、竹内が節子となり、30代の同い年夫婦という設定となる。夫婦が過ごした最後の日々とともに、短編小説も映像化され、切なくもほほ笑ましい物語が展開する。
 映画「BALLAD」の勇猛な武士、連ドラ「任侠ヘルパー」の任侠集団組長とは一転して、空想がちで不器用な朔太郎を演じる草なぎは「悲しいだけでなく、ファンタジックな部分もあり、どう映像化するのか凄く楽しみな作品」と期待。幼なじみを演じた「黄泉がえり」以来、7年ぶりの共演となる竹内について「お互い成長しているいい部分を出していければ」としている。
 一方、竹内も「台本を読んで、草なぎさん演じる主人公の思いに激しく心を打たれました。朔太郎さんの思いに応えられるよう、懸命に取り組みたい」と意気込んでいる。
 映画は「僕の生きる道」「僕と彼女と彼女の生きる道」(04年)「僕の歩く道」(06年)に続く「僕シリーズ」最新作という位置づけ。「僕の生きる道」「僕の歩く道」を手掛けた星監督がメガホンを取る。新聞で眉村夫妻の物語を知り、僕シリーズとしての映画化を希望したといい「悲しい話ではなく“世界一幸福な夫婦の物語”と考えている」と話している。
 10月24日にクランクインしており、来年2月末に完成予定。同5月のカンヌをはじめとする国際映画祭への出品を目指す。

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2009年11月9日のニュース