「アフロサムライ」美術監督 快挙達成したのに「あれ?」

[ 2009年9月30日 09:36 ]

日本公開を喜ぶ「アフロサムライ:レザレクション」の制作スタッフ(左から)美術監督の池田繁美氏、木崎文智監督、原作の岡崎能士氏

 アメリカで絶大な人気を誇る日本制作のアニメ「アフロサムライ」の続編映画「アフロサムライ:レザレクション」(木崎文智監督)の完成披露舞台あいさつがこのほど、東京・渋谷シネマライズで行われた。今月発表された“米テレビ界のアカデミー賞”「第61回エミー賞」のアニメーション個人部門審査員賞を受賞した美術監督の池田繁美氏、木崎監督らが登壇した。

 日本で製作されたアニメとして日本人初の受賞を成し遂げた池田氏は、光輝くトロフィーを片手に受賞式のエピソードを披露。「(トロフィーを)受け取った時にはすごく実感が湧いたけど、すぐに持っていかれちゃって…。あれ?もらえないのと思った」。予想外の展開となったものの、名前入りのものが後日届き「安心しました」と誇らしげに掲げた。

 映画は前作から数年後の世界が舞台。主人公が復讐を誓う剣客たちと対決していく。サミュエル・L・ジャクソンやルーシー・リュー、マーク・ハミルらハリウッドスターによる豪華な声優陣も話題となっている。12月に渋谷シネマライズほかで全国ロードショー。

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2009年9月30日のニュース