海老蔵“5変化”博多座歌舞伎で1人5役に挑戦

[ 2009年9月30日 09:12 ]

「雷神不動北山桜」で1人5役を演じる市川海老蔵

 市川海老蔵が1人5役を演じる錦秋花形歌舞伎・通し狂言「雷神不動北山桜」が、10月2日から26日まで博多座(福岡市)で上演される。

 二代目市川団十郎が1742年に大阪で初演し、その年の正月から7月までロングラン公演したという江戸時代の大ヒット演目。本来は1人3役のところ、海老蔵は鳴神上人、不動明王、悪玉の早雲王子など「五変化」を演じ分ける。
 市川家に伝わる歌舞伎十八番のうち「毛抜」「鳴神」「不動」の三つが盛り込まれ、ラストの空中浮遊の演出も見どころ。海老蔵は「長らく途絶え、明治以降に復活し、時代とともに変化してきた作品。その中で僕はどれだけのことができるのか考え、面白いものになったと思う」と話している。

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2009年9月30日のニュース