仲代達矢主宰「無名塾」が能登でロングラン上演

[ 2009年9月17日 17:49 ]

 俳優の仲代達矢(76)が主宰する劇団「無名塾」が、石川県七尾市の能登演劇堂で18日からシェークスピアの「マクベス」を50日間にわたり上演する。2007年の能登半島地震の被災地復興を願い、地方では異例のロングランとなる。

 無名塾は、仲代さんが建築を監修し1995年に開館した能登演劇堂で毎年公演してきた。これまでの公演は全国ツアーの一環だったが、今回は能登限定。自然を生かした大掛かりな舞台装置を使い、仲代さんが27年ぶりにマクベス役を、女優の若村麻由美さんがマクベス夫人役を演じる。
 ラストの見せ場は「森が動く」シーン。エキストラ約100人や地元高校演劇科の生徒らも参加、本物の馬が駆け巡るなどスコットランドの荒野を壮大に再現する。
 チケットは最終日の11月15日まで完売、キャンセル待ちの状態という。

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2009年9月17日のニュース