ブルガリア正教会 マドンナライブ不参加呼び掛け

[ 2009年8月29日 06:00 ]

 ブルガリア正教会は28日までに、同国の首都ソフィアでコンサートを行う予定の米人気歌手マドンナ(51)のパフォーマンスをキリスト教に対し「無礼で容認できない」とする声明を発表、ファンに参加しないよう呼び掛けた。

 マドンナは2006年のコンサートで、十字架に張り付けにされるなどのパフォーマンスを披露。共同電によると、キリストの受難を連想させるとして、英国やロシアなどで非難を浴びたことがある。ブルガリア正教は同国最多の信者を抱え、影響力が大きい。コンサートが予定されている29日は洗礼者ヨハネが処刑された日とされ、正教会にとっては重要な祭日。教会側は「(コンサートは)キリスト教のシンボルを明らかに侵害するもの」としている。
 コンサートはソフィアで開かれる最大規模の公演になるとみられ、会場の国立競技場には5万人の来場が見込まれている。

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2009年8月29日のニュース