ロケ地の銭湯 声震わせ「褒美のようなもの」

[ 2009年2月24日 06:00 ]

 【アカデミー賞授賞式】「おくりびと」ロケ地の銭湯「鶴乃湯」(山形県鶴岡市)の主人、三谷政弘さん(71)は「こんな小さな銭湯を日本中、世界中に発信してくれた滝田監督に感謝の気持ちでいっぱいです」と声を震わせた。劇中、銭湯を切り盛りする女性を吉行和子(73)が演じ、本木も背中を流した。オファーを受けた07年春は「廃業寸前で何度も断った」。銭湯業界を取り巻く状況は悪化の一途で「きょうまで何とか続けてきたが、3月には閉めるかも。私たちも年ですから。(受賞は)今まで続けてきたご褒美のようなものと思っています」と話した。

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2009年2月24日のニュース