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「迷惑系ユーチューバー」シバター涙の2年連続大みそか勝利!奇跡のKー1チャンピオン1R討ち

[ 2021年12月31日 16:30 ]

RIZIN.33 ( 2021年12月31日    さいたまスーパーアリーナ )

<RIZIN33>第6試合 シバター・久保優太 久保をつかまえて寝技に持ち込んだシバターは自身の一本勝ちに驚きの表情(撮影・篠原 岳夫)
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 格闘技イベント「RIZIN.33」が31日にさいたまスーパーアリーナで開催された。2年連続大みそか参戦となった「迷惑系ユーチューバー」のシバターが元K―1ウェルター級王者の久保優太(34=PURGE TOKYO/BRAVE)と対戦し、1ラウンドに久保の腕を決めて勝利した。

 ヘラヘラ三銃士、てんちむ、DJまる、ヒカルとの炎上軍で生歌を歌いながら入場したシバター一行の中には昨年戦ったHIROYAもダンサーとして加わった。試合開始後、土下座する場面もあったが、パンチでぐらつかせ猛ラッシュ。最後は腕ひしぎ十字固めであっさりと勝って見せた。

 試合後には「なんも言うことねえよ…。ほんとにネタじゃなくて、リングに上がるのが嫌でした。さっきまで逃げ出したくて、でもユーチューバーがみんな来てくれて俺の背中を押してくれました。みんな俺が負けると思っただろ!ざまあみろ!ユーチューバーは強いんだ~!」と言いながら涙を流した。引き上げる際には「来年は出ねえぞ!」と叫びながら、大観衆に「ありがとう」と丁寧にお礼をしていた。

 13日の両者の対戦カードが発表された。対戦が決定してからシバターは自身のYouTubeチャンネルで涙を流しながら棄権を訴える動画を公開するなど棄権をにおわせていた。しかし25日に自身のYouTubeチャンネルでRIZINの説得もあったことを明かして、出場を明言した。しかし29日のオンラインインタビューでサインをした契約書二部(本人用とRIZIN用)を持ち出して「まだ渡していない。渡したら出ることになる。迷っている」とドタキャンも示唆していた。

 シバターは昨年、RIZIN大みそか大会に電撃参戦しHIROYAとMIXルールで対戦。一度は引き分けの裁定が下されたが、試合後の映像検証などで一本勝ちに変更となった。1年ぶりのRIZIN参戦で今年は元Kー1王者の久保に勝利して2年連続で大みそか勝利となった。

 今回の試合は、3分2R、判定なし、KO、一本のみの完全決着ルール。想定体重で15キロ以上の体重差があるが、体重の軽い久保は既に「グラウンド状態での足および膝による頭部、顔面への攻撃」を有効と選択しているため、計量時に15キロ以上の差があっても、上記攻撃は有効とみなされる。ただし、減点割合(イエローカード、レッドカード)に差が生じた場合は、減点割合の少ない選手を勝者とし、優勢勝ちとするMMA特別ルールとして行われた。

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