阪神ドラ3岡城快生“超実戦派”甲子園2点三塁打で開幕1軍アピール「歓声心に響いた」Tポーズも初披露

[ 2026年3月12日 05:15 ]

オープン戦   阪神4―1西武 ( 2026年3月11日    甲子園 )

<神・西>7回、岡城は右中間に2点三塁打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 阪神は11日、西武とのオープン戦(甲子園)に4―1で勝利した。5回守備から途中出場したドラフト3位ルーキーの岡城快生外野手(22=筑波大)が、2―1の7回1死二、三塁で右中間を破る2点三塁打。オープン戦初長打が初適時打となり、初打点もマークした。これで3日の強化試合・侍ジャパン戦を含む1軍対外試合で打率・750と“超実戦派”として存在感を発揮。「Tポーズ」も初披露した若きムードメーカーが、直近の目標である開幕1軍へ、走攻守でアピールを続ける。

 無我夢中だった。7回だ。三塁にヘッドスライディングした岡城は、立ち上がるやいなや一塁側ベンチに向け、高く上げた左腕に右拳を当てたポーズを繰り出した。

 「初球から積極的に行こうという気持ちだった。すごく歓声が気持ち良いというか、心に響くものがありました」

 2―1の1死二、三塁。昨季7勝を挙げた右腕・渡辺と対峙(たいじ)したが、ひるむことなく初球から打ちに出た。真ん中付近に甘く入ってきたカーブを右中間へ。打った後は50メートル走5秒82の快足を飛ばした。黄色いスタンドからの大歓声を浴びつつ、侍ジャパンの「お茶たてポーズ」に負けじ!?と、筑波大時代からのパフォーマンス「Tポーズ」を披露。さらに聖地を盛り上げた。

 「(同学年の)前川がチームに広めてくれて。ベンチの先輩もやってくださっていた。明るくなる一つの要素になればいいなと」

 “超実戦派”だ。3日の強化試合・侍ジャパン戦を含む1軍対外試合で4打数3安打、打率・750。オープン戦とはいえ、自身より上位指名の立石(創価大)、谷端(日大)を差し置いて放った甲子園での初長打が初適時打となり、初打点をたたき出した。球団新人がオープン戦で三塁打を放つのは19年木浪以来。木浪は1年目からレギュラーを奪取しており、“吉兆”と言える。

(中堅守備でも躍動/) 守備でも躍動した。途中出場で中堅に就いた5回だ。先頭・石井が右中間手前に打ち上げた打球に猛チャージをかけてダイビングキャッチし、球際の強さも誇示。「風がけっこう吹いていた中で捕れたのは、いい経験になった」。8日巨人戦では一塁走者のタッチアップによる二進を2度も許してしまったが、その苦い記憶を塗り替える美技となった。

 攻守両面でアピールに成功。藤川監督もそのパフォーマンスにうなずいた上で、「開幕に近づくにつれて、そのハードルは上がってくると思います」と厳しさも示した。簡単な世界ではないことは、岡城本人も十分理解している。「自分の売りは走攻守できること。全てで、しっかりアピールできれば」。直近の目標である開幕1軍へ、一直線に駆ける。 (松本 航亮)

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