【WBC】台湾・陳傑憲「あきらめない気持ちがあった」 骨折した左手で三塁ヘッスラから決勝生還

[ 2026年3月8日 16:10 ]

第6回WBC1次ラウンドC組   台湾5―4韓国 ( 2026年3月8日    東京D )

<台湾・韓国>気迫のヘッドスライディングを見せ雄叫びを上げる台湾の陳傑憲(AP)
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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドC組は8日、韓国―台湾が行われ、台湾は延長10回タイブレークの末、5―4で勝利。台湾は通算2勝2敗とし、準々決勝進出へ可能性を残した。

 3度のリードを追いつかれ、タイブレークにもつれ込んだ10回だった。無死二塁から始まる場面で、二塁走者ギリギラウの代走・陳傑憲(チン・ケツケン)が送られた。主将を務める陳傑憲はWBC開幕戦となった5日のオーストラリア戦で左手人差し指に死球を受けて骨折。左手は厚い手袋をして二塁走者に立つと、4万584人観衆の多くを占めた台湾ファンから大きな声援を受ける。

 続く打者の一塁側の犠打で、陳傑憲は三塁へヘッドスライディング。負傷した左手で三塁ベースをタッチする気迫でセーフをもぎとり、1死三塁からセーフティースクイズで決勝の生還を果たした。

 その裏の韓国の反撃を無失点でしのぐと、球場を埋め尽くした台湾ファンとお祭り騒ぎ。マウンド付近にナインが飛び出し、陳傑憲は涙を流した。

 会見で陳傑憲は「チームメイトに感謝したい。怪我をしてあまり出ることができなかったが勝ちたいと思っていた。誰もあきらめていない、チームもあきらめていない、台湾のファンも誰もあきらめていない。あきらめなかった気持ちがあった」とし「東京ドームが私たちのホームになった。ファンの皆様に感謝」と話した。

 台湾はオーストラリア、日本に連敗。7日のチェコ戦で今大会初勝利をマークしていた。4連戦という過酷な日程を2勝2敗で終えた。陳傑憲は「私たちは長い間ずっと休んでいませんでした。少しリラックスをして、家族と一緒に過ごしたいと思います。試合に関しては私たちがコントロールできるところは少ない。運命に委ねられているので私たちは待つだけ。神様が良いチャンスをくれると信じている。私たちはリラックスして待ちたい」と締めくくった。

 準々決勝進出には、現在2勝0敗のオーストラリアが残りの日本、韓国の両国に連敗することが最低条件となるが、24年のプレミア12で優勝した台湾が1次ラウンド最終戦で意地をみせた。

 ▽1次ラウンドの順位決定方法
 順位は勝率で決定。並んだ場合は当該チームとの対戦成績。3チームが並んだケースは当該チーム間の(1)失点率(2)防御率(3)打率(4)抽選の順で決める。

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