阪神 高橋遥人“先手必勝”で初の開幕ローテへ 10人中8人に初球ストライク

[ 2026年3月8日 05:15 ]

オープン戦   阪神1―0ソフトバンク ( 2026年3月7日    甲子園 )

<神・ソ>2番手で力投する高橋(撮影・椎名 航)
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 阪神は7日、ソフトバンク戦(甲子園)に1―0で勝利した。2番手として4回から登板した高橋遥人投手(30)は昨季の日本一打線を翻弄(ほんろう)。今春の甲子園初登板で3回1安打無失点2奪三振と好投した。過去5度の手術を乗り越え、完全体で臨む勝負の9年目。今春の実戦では好調を維持する。期待のエース左腕候補が勢いそのままに初の開幕ローテーション入りへ向けて突き進む。

 “先手必勝”で初の開幕ローテーション入りへ視界良好だ。4回から登板した高橋は3回無失点の好投。オープン戦は2月21日中日戦以来、2度目のマウンドだった。中13日となった実戦調整でもストライク先行の投球でスコアボードに「0」を並べた。

 「あんまり、めちゃくちゃいいかといったらそんなに…普通ですかね。普通ッス。感覚的に60点ぐらい。バッターの反応は別に悪くなかったですけど」

 自己評価は厳しかったが、結果で万全ぶりを証明した。4回から2イニング連続で3者凡退。許した安打は6回2死から栗原に浴びた中前打の1本のみ。「それなりの形になったかな」。右打者への内角を突くクロスファイアなど切れ味十分の直球を主体に昨季の日本一打線を翻弄。対戦した打者10人のうち8人に対して初球はストライク。テンポ良い投球リズムに加えて勝負の主導権を握る投球術が光った。

 入団以降は度重なる故障に苦しんだ。それでも何度も苦境を乗り越えて復活。完全体となった不死鳥は甲子園に集結した4万486人の大観衆の前で順調な仕上がりを披露した。気温10度と冷え込んだ中でも上々の試運転を展開。「このぐらいの寒さだったら全然!暑かったです」。降板後はカイロを握りしめながらも笑顔で振り返った。

 既に27日の巨人戦(東京ドーム)では村上が開幕投手を務めることが決定。高橋は続く28日の第2戦以降の開幕カードで先発する可能性がある。自身初の開幕ローテーション入りは目前。ただ、オフには体重を約5キロ絞るなどシーズン完走を見据える。「真っすぐをもっと良くできるように取り組んでいきたい。もっと良くなるなという感じです」。プロ9年目の春。本番へ向けて前進するエース左腕候補が聖地で確かな一歩を刻んだ。 (山手 あかり)

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