東海理化・川上承太郎 ウエートトレで長打力アップ誓う 悲願の日本一へ「一本で流れを変えられるように」

[ 2026年3月6日 08:00 ]

長打力アップを誓う東海理化・川上(提供写真)
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 悔しい敗戦が、東海理化・川上承太郎内野手(26)に意識改革をもたらした。昨秋の日本選手権1回戦・鷺宮製作所戦。自身も3安打を放つなどチームとして13安打を放ったが、長打力の差を痛感したという。

 「関東のチームは体も大きいですし、一発のある打者が多い。そういうチームに対抗するためには、長打を打てる選手が出てこないと得点力も上がらない。日本一を目標にしている中で、昨年は率を意識していましたが、今年はホームランや長打を打って、一本で流れを変えられるようにしてチームに貢献したいと思います」

 鷺宮製作所は10安打ながら2本塁打を含む長打3本。走者をためた6、7回には3ランと2点三塁打を許し、一気に突き放された。自チームは9回に主将の武藤健司が3ランを放って追い上げたが、あと1点及ばず。川上も初回に左翼へ二塁打を放ったが、「何とかバットに当てて、たまたま長打になった」と満足できるものではなかった。

 今オフは長打力を高めるための取り組みに多くの時間を費やしてきた。その一つがウエートトレーニング。「これまではあまり得意ではなかったです」と振り返るが、上半身と下半身を2週間にそれぞれ3度ずつのペースで全身を鍛え上げてきた。中でも注力したのが下半身で腰、太腿を徹底強化。筋肉量は1キロ増えるなど順調で、フリー打撃や実戦形式のシート打撃でも外野の頭上を越える打球が明らかに増加した。

 ただし、やみくもに長打を狙うのではない。本来、川上には中堅から右方向へ鋭いライナーを打ち返す技術がある。

 「東海予選を戦う岡崎市民(レッドダイヤモンドスタジアム)はとにかく広いので。高いフライよりは低いライナーを打ちたいですし、何より出塁したい。昨年の日本選手権予選は6番を打っていましたし、走者を還すために単打を狙うことが多かった。今年は場面に応じて、長打狙いと使い分けたい」
 
 言葉通りの活躍を見せたのは、昨年の日本選手権東海地区最終予選。「6番・三塁」として4試合にスタメン出場を果たすと、全試合で快音を響かせ、計7安打を放った。特筆すべきは5打点を挙げた内容。いずれも単打で4本の適時打を放ち、チームを京セラドームへと導いた。

 「目標は日本一ですが、まず、東京ドームに出ること。それが会社に還元できる一番大きな部分なので。そのためにみんなが同じ方向を向いていますし、日本一に対する思いは去年よりも強くなっています」

 昨年は予選敗退に終わり、都市対抗の連続出場は2年で止まった。再出発を期す今季。新たな歴史をつくるためにも、負けられないシーズンがいよいよ始まる。 

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