「うわ~!男前やな」古田敦也氏が明かした荒木大輔復活登板舞台裏 持ち球も知らず、ぶっつけでバッテリー

[ 2025年11月15日 18:59 ]

古田敦也氏
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 元ヤクルト監督の古田敦也氏(60)が15日に放送されたニッポン放送「ショウアップナイター60周年 名球会ラジオ」(土曜後5・20)にゲスト出演。1992年に球界で大きな話題を呼んだ荒木大輔復活登板の舞台裏秘話を明かした。

 ヤクルトひと筋18年間プレーし、選手兼任監督も務めた古田氏。現役時代はセ・リーグ初となる捕手での首位打者に輝くなど通算2097安打を放ち、5度のリーグ優勝と4度の日本一に貢献した。言わずと知れたレジェンド選手だ。

 そんな古田氏。番組の進行役を務めた煙山光紀アナウンサー(63)から「忘れられないあのヒット」とのトークテーマが与えられると、ヤクルトが1978年の初優勝以来14年ぶり2度目の優勝を達成した1992年、9月24日の広島戦(神宮)で放った逆転2ランを挙げた。

 実はこの試合、肘や腰など相次ぐ故障で長いリハビリ生活を送っていた“甲子園のアイドル”荒木大輔投手が4年(1541日)ぶりに1軍登板を果たした試合。

 当時プロ3年目ながら一度も2軍生活を送ったことのない古田にとって、荒木はほとんど話したこともない1学年上の先輩。当然ながらボールを受けたこともなかった。

 しかも、試合前にバッテリーで打ち合わせする先発とは違い、この時の荒木はリリーフ登板。なんの予備知識もないままぶっつけ本番で7回途中からバッテリーを組むことになった。

 「うわ~!荒木大輔男前やな」。マウンドに立った美しい姿に見とれる捕手・古田。打席には江藤智が入った。そして、フルカウント。四球覚悟でフォークボールのサインを出すと、江藤は空振り三振。ピンチを脱出した。

 だが、あとから荒木本人に聞いてみると「俺フォークボール投げないんだよね」。持ち球を知らない捕手・古田のサインにエイヤ!と荒木が必死にボールを挟んで投げたフォークが「きれいに落ちたんですよ」(古田氏)とまさかの舞台裏が明かされた。

 「ピンチを脱出したそのあとに僕が逆転2ランを打ったのかな」。この試合に勝ったヤクルトは当時3位だったが、この一戦がターニングポイントとなり、最終的に優勝できたのだと振り返った。

 「打った時も言いましたけど、荒木大輔が我々の救世主になってくれるはずだ、と」と古田氏。「いまだにいいホームランだったなぁ…と」と懐かしそうに回想していた。

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