由伸支えたトレーナー「昨日より今日の方が…」勝利への執念が起こした体の変化 さらなる成長も確信

[ 2025年11月2日 16:29 ]

ワールドシリーズ第7戦   ドジャース5―4ブルージェイズ ( 2025年11月1日    トロント )

山本について語るトレーナーの矢田修さん(撮影・柳原 直之)
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 ドジャース山本由伸投手(27)が1日(日本時間2日)、ブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)最終第7戦に9回途中からリリーフ登板し2回2/3を1安打無失点。6回1失点で勝利投手となった前日の第6戦に続く、執念の連投で相手打線を封じ、胴上げ投手、さらにWSのMVPに選出された。オリックス時代からトレーナーを務める矢田修氏(66)はさらなる成長を“予言”した。

 山本は矢田氏の指導の下、さまざまなメニューをこなして体幹を強化してきた。6回96球を投げた前日から“中0日”でマウンドに上がったが「普通の運動論から言うと、考えにくいと思うんですけど、昨日より今日の方が良いんです。おかしいですよね」と矢田氏は笑いながら、この日の右腕のコンディションが良かったと明かした。

 そして、ブルペンで投球を見守っていた矢田氏は「今日ブルペンでいいボール投げてましたよ。だから、よく投げ方とかは筋力とかを頼るから、次の日は動きませんよね。彼はそれじゃないものを求めて投球してるんで、昨日は投球して今日確かに疲れてるけど、まあいろんなことをやってるうちに、今日ボールいいですよね、っていう状態でした」と疲労を感じさせなかったと振り返った。

 その理由として「彼がそれだけ今日の試合に勝ちたい。で、勝つためにはチームのことやから自分の出来る事をしなければいけないっていう意識が固まってたんだと思います。だから体もスムーズにそれに伴って動いたと思います」と山本の勝利への執念が体にも影響したと分析した。

 昨季は右肩痛で離脱も今季はチームで唯一、開幕からローテーションを守り30試合で12勝8敗、防御率2・49の好成績を残し、WSでも3勝と圧巻パフォーマンスを披露した。山本が今年良くなった点について「結果論で言ったら低めの伸びが良くなった」と矢田氏。その上で「まだ発展途上なんです。来シーズンには皆さんもっと“おお!”って言うボールが完成すると思います」とさらなる成長を“予言”した。

 山本は延長18回、6時間39分の歴史的死闘となった第3戦も第2戦の完投から中1日ながら、志願のブルペン待機で献身的姿勢を見せた。その際に「矢田修という方がどれだけ凄いかを証明できた」とタフな体は矢田氏の指導のおかげと誇った。

 この言葉について矢田氏は「ただのサービス。彼の努力。僕は何もしてません」と謙遜。山本が他のアスリートより優れている点として「純粋で素直。これはもう一番」とし「僕60過ぎてるジジイやから、素直に聞いてくれます。ありがたいです。よくできた孫」と自慢の“孫”が世界一に輝きMVPを獲得したことに誇らしげに目を細めた。

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