山本由伸「野球少年に戻ったよう。気づいたらマウンドに」球団初WS連覇引き寄せる伝説の連投

[ 2025年11月2日 13:25 ]

ワールドシリーズ第7戦   ドジャース―ブルージェイズ ( 2025年11月1日    トロント )

伝説に残る連投!ドジャースを球団初の連覇に導いた山本由伸投手(AP)
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 ドジャース山本由伸投手(27)が1日(日本時間2日)、ブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)最終第7戦にリリーフ登板。6回1失点で勝利投手となった10月31日(日本時間11月1日)の第6戦に続く、連投のマウンドに立った。ブルージェイズ打線を封じ、胴上げ投手となった。日本投手としては13年の上原浩治(レッドソックス)以来、12年ぶり2人目の栄誉となった。

 試合後、中継したNHKのインタビューに応じた山本は「凄かったです。もう無心で野球少年に戻ったようなそんな気持ちでした」と充実感たっぷりに振り返った。解説をしたオリックス入団時の2軍監督・田口壮氏の取材に応える形で連投の裏側も説明。「昨日投げ終わって、夜治療して備えていました。今日練習して、行くかもってなって。気づいたら試合が始まって、ブルペンにいて。負けていたけど途中で追いついて、気づいたらマウンドにいました。最高な気分です」と満面の笑みで振り返った。

 山本はスネルとともに1―3の5回守備前にベンチからブルペンへ。2―4の8回攻撃中からキャッチボールを開始。マンシーの右越えソロで1点差に迫った後にはユニホーム姿になり、ブルペン投球を開始していた。9回1死、ロハスの本塁打で同点に追いつくと、投球は熱を帯びる。9回裏に5番手・スネルが1死一、二塁のピンチを招くと、ロバーツ監督はベンチから出て山本の名をコールした。

 6番・カークに四球を与え、1死満塁とピンチを広げたが、7番・バーショをスプリットで二ゴロに仕留めて2死までこぎ着けると、クレメントにはカーブを捉えられ、左中間への大飛球を打たれたが、中堅手・パヘスが好捕。大ピンチを無失点でしのぎ、ベンチへと胸を張って戻った。

 10回も3者凡退で終えると11回にスミスが勝ち越しのソロ本塁打を放つ。勝ち越し後もマウンドに立ち、11回も無失点で終え、球団史上初、メジャー全体でも98年から00年に3連覇したヤンキース以来、25年ぶり今世紀初の連覇をつかみ取った。

 球団史上初のワールドシリーズ連覇がかかる最終第7戦。2点ビハインドの場面で先発ローテの軸の2人がブルペンへと歩を進めた。山本は完投勝利を挙げた第2戦後「いけと言われたらいきますけど、できれば応援を頑張りたい」と話し、ロバーツ監督はこの日の試合前「本人は体調が良ければもちろんやる気はあると言っている」と話していた。

 山本は延長18回の死闘となった第3戦でも完投勝利から中1日で延長19回からの登板に備えて、志願してブルペン投球するなどチームへの献身性を示した。監督はもちろんチームメートからも称賛を受けていた。

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