巨人・山崎伊織10勝!6回1失点で3年連続2桁勝利 「絶対に勝ちたい」阪神に雪辱で甲子園初勝利

[ 2025年8月30日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人4-3阪神 ( 2025年8月29日    甲子園 )

<神・巨>6回、大山を空振り三振に仕留めて雄叫びを上げる山崎(撮影・北條 貴史)
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 ハイタッチにも自然と力がこもる。意地のぶつかり合いに勝った。試合前時点で15ゲーム差をつけられ、優勝までのマジックも11としていた首位・阪神から、巨人・阿部監督の執念が勝利をもぎ取った。今季最後の甲子園での伝統の一戦。3連戦の初戦を取り、勝負師の顔にようやく笑みが広がった。

 「本当、頑張ってくれました。戸郷で開幕したが(山崎が)途中から“自分で引っ張っていく”と見えますし、彼なりにいい自覚を持ってできてる」

 指揮官の意地の起用に勝ち頭の山崎が応えた。4回4失点だった前回15日の阪神戦後、疲労を考慮して登録を抹消。中13日で託されたマウンドは、再び首位の宿敵相手だった。「前は凄くふがいない投球だった。絶対に勝ちたいという気持ちでした」。強い覚悟で腕を振り、3点リードの6回1死一塁からは佐藤輝、大山を連続三振に斬って右手を握りながら吠えた。6回5安打1失点。3年連続2桁勝利に到達した。

 もう一人の自分が今季の好投を支えている。「試合にはあんまり入りすぎず、試合をやりながら見てるみたいな感じ」とつぶやきながら投げている。特にピンチでは入り込まないように意識。「あのボール振らへんのか」などと、俯瞰(ふかん)しながら、つぶやくようになった。6回2死一塁では、大山をカウント2―2と追い込むと「大丈夫」と3度繰り返してから投球。136キロカットボールで空を切らせた。プロ5年目でようやく甲子園初勝利。「この1勝を続けられるように頑張っていきます」と余韻に浸った。

 連敗を4で止めたが、阪神とはまだ14ゲーム差。相手の最短優勝を9月5日に伸ばした。2リーグ制後の最も早い優勝は90年巨人の9月8日だけに、何とか意地を見せたい。「とにかく勝つしかありませんので、また一丸となって頑張ります」。阿部監督は残り3試合の直接対決へ、表情を引き締めた。(村井 樹)

 《阪神最速V阻止できるか》巨人は阪神に勝利し14ゲーム差。これで阪神の最短優勝決定日は前日の9月4日から5日に延びた。2リーグ制後の最速優勝日は90年巨人の9月8日。阪神はまだこの記録の更新を狙えるが、巨人は意地を見せ阻止できるか。

 《キャベ満塁一掃V撃も》キャベッジが、1―1の6回1死満塁で右中間フェンス上部に当たる走者一掃の適時二塁打。「最低でも犠牲フライという意識で打席に入った」という決勝打だったが、三塁へ進めず。阿部監督は「本塁打にならなくて二塁で悔しがっているだけに見えた。(次の塁へ)行けるところは行ってほしい。そういうところを突き詰めていかないと上には行けない」と苦言を呈した。

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