阪神ドラ3木下 1回1失点も自慢の剛速球で鮮烈デビュー 最速155キロ!直球9球全て150キロ以上

[ 2025年5月30日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神1-5DeNA ( 2025年5月29日    甲子園 )

<神・D(11)> プロ初登板の木下(撮影・大森 寛明)
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 自慢の快速球で、強烈なインパクトを残した。阪神ドラフト3位・木下が、1―4の9回から3番手として、プロ初登板。結果こそ1回1安打1失点だったものの、全12球中9球投じた直球は最速155キロで全て150キロ以上を計測し、その存在感を誇示した。

 「初めての登板で、うれしい気持ちはありますけど、1点取られてしまったので…悔しいです」

 プロ初奪三振で第一歩を踏み出した。先頭の難敵・オースティンを154キロ直球で追い込み、最後はスライダーで空振り三振に斬った。続く度会に対しては、この日最速の155キロを3度計測。だがその3球目を左翼線三塁打とされ、続く山本に左犠飛を許した。だから、反省の弁がこぼれる。「あそこを投げきれないと、接戦だったりを任せてもらえない。1球1球全力で投げきりたい」。それでも藤川監督からは「1歩目ですから。また次。大切に明日からもやってほしい」と期待の言葉を受け取った。

 同期に負けたくない――が原動力だ。3月のオープン戦までは伊原、工藤とともに1軍メンバーだったが、結果的に木下のみが開幕2軍スタート。「そりゃあ悔しいです。2人に追いつきたいとずっと思っていました」。同じ舞台に立つため、2軍での練習後に1軍のゲームを必ず見た。そこで気づいたことがあった。「陵人(伊原)ならコントロール。泰成(工藤)なら真っすぐの強さ。上でやるなら何か一つ、抜けた武器がいる」

 そこからは、直球を中心に磨きをかけてきた。「真っすぐの速さで獲ってもらったと思うので」。フォームを見直し、より速く見せる直球を追い求めた。その成果は聖地で、直球オール150キロ超えという数字で表れた。

 この初登板を思い出にするつもりはない。踏み出したプロ第一歩を、次のステージへの足がかりとする。(松本 航亮)

 ◇木下 里都(きのした・りと)2001年(平13)1月27日生まれ、福岡県出身の24歳。福岡舞鶴では遊撃手を務め、3年夏は南福岡大会1回戦敗退で甲子園出場なし。福岡大で投手転向。KMGホールディングスでは2年目の24年に都市対抗出場。24年ドラフト3位で阪神入団。趣味は釣りとサウナ。特技の習字は日本習字で上から2番目の準八段。好きなタレントは山下美月。血液型はA型。1メートル83、90キロ。右投げ右打ち。

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