【福岡六大学野球】福工大が今季初勝利 主将・岩切が満塁走者一掃の二塁打で“キケポーズ”

[ 2024年4月21日 06:00 ]

<九共大・福工大>7回に勝ち越しの3点二塁打を放ち二塁上で“大谷ポーズ”で喜ぶ福工大・岩切
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 福工大が九共大戦で今季初勝利を挙げた。同点の7回に主将の岩切光輝(4年)が満塁走者一掃の左中間二塁打を放って勝ち越し、5―1で九共大を破った。

 1―1の同点で迎えた7回。安打と2四死球で得た2死満塁に3番・岩切は「みんなが回してくれたチャンスなので何としても勝ち越したかった」。2球目の直球を叩いた打球は左中間を真っ二つ。走者一掃の二塁打を放つと二塁ベースで両手を挙げ上体を傾けてドジャース・大谷の“キケポーズ”を決めた。開幕前は不調で前週の日経大戦は7、6番だったが2試合で4安打を放ちアピール。上位に戻ったこの日は今季初勝利を決める殊勲打だ。

 昨年は春秋ともBクラス4位に沈み岩切は「悔しい冬だった。野手は原点に返って打撃を磨いた」という。平日500、土日は750スイングを日課にティーやマシン打撃、素振りに取り組んだ。さらにランニングで下半身を強化。Bクラス返上に率先垂範でチームを引っ張ってきた。

 日経大との2試合で13失点した投手陣もこの日は竹内、藤木、加島の4年生3人らが全力継投し1失点。「やっと投打がかみ合ってきた。これでホッと一息?いやいや息継ぎなしに勝っていきます」と山本宗一監督。春秋連覇した2013年以来遠ざかっているリーグ優勝をひそかに狙う。 (中島 泉)

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