ヤクルト・古田臨時コーチ流 珍トレで若手3捕手へ極意伝える「追い詰められた時…ひねり出す」

[ 2024年2月7日 05:26 ]

内山(右)にアドバイスする古田臨時コーチ(撮影・尾崎 有希)
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 レジェンド捕手が容赦ない珍トレーニングで期待の若手捕手の心と体を鍛えた。元監督で4年連続で臨時コーチを務める古田敦也氏がヤクルトキャンプに合流し、二塁への送球練習では正確さを厳しく採点。計10本の合計点が3人の中でワーストだった4年目の内山には過酷な“罰走”を与えた。

 階段をダッシュで駆け上がり、頂上では大きな声で「上って一言」。足腰だけでなく精神も鍛えられる伝統的な練習メニューだ。内山は1本目にチームスローガンの「ヤり返せ!」と声を張り上げたが、古田氏は「ひねり出せ!」と再トライを指令。最終的に3本目の「石川県に勇気と希望を!頑張ります!」という生まれ故郷へのエールで合格が出た。

 古田氏は「試合でも追い詰められる時があるやろ?その心境と同じ。そこでひねり出して良いサインを出すんだよ」と説いた。内山は「体より心が一番疲れました」と苦笑いしつつ「まだまだ古田さんから知識や技術を吸収してシーズンに生かしたい」と貪欲だった。(重光 晋太郎)

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