栗山英樹氏　「論語」から学び　「渋沢栄一ひとづくりフォーラム」出席

トークセッションに参加した栗山氏
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　3月のWBCで侍ジャパンを世界一へ導いた栗山英樹氏（62）が11日、埼玉県深谷市で行われた「渋沢栄一ひとづくりフォーラム2023」のトークセッションに出席。近代日本経済の父と呼ばれる偉大な実業家の生誕の地で「論語に通ずる“ひとづくり”」をテーマに、指導者としての実体験を語った。

　渋沢栄一の名著「論語と算盤（そろばん）」から多くを学んだ栗山氏。選手の成長には結果を求め続ける過程が重要であることなど「あの本の中には（学びが）多くある」と話し、WBCでもさまざまな局面で助けられたと振り返った。まさに「師」と呼ぶ存在で「自分にとっては渋沢さんは生きていて常に（本の中で）対話をしている」。そんな「師」を含めた先人たちの知恵の大切さを野球界へ伝えていくことを誓った。