三菱重工West初戦敗退　最速152キロ右腕・西が4回3失点「来年の今頃プロに」ドラフト解禁年へ決意

社会人野球日本選手権大会1回戦   三菱重工West0―5西部ガス （ 2023年11月12日    京セラD ）

＜第48回社会人野球日本選手権大会・三菱重工West・西部ガス＞2回　一挙3点を浴び、肩を落とす西　（撮影・中辻　颯太）
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　三菱重工Westは、西部ガスに6安打完封負けを喫し、昨年に続く2年連続の初戦突破とはならなかった。

　先発の最速152キロ右腕・西隼人が4回5安打3失点と踏ん張り切れなかった。2回に先制点を含む4安打3失点を許し、「いい緊張感で準備できていたが、2回がもったいなかった」と悔やんだ。

　西は関学大で2年秋からリーグ戦に登板し、4年時はエースとして大学通算5勝を挙げた最速152キロ右腕。大卒でのプロ入りはかなわず、プロ入りを目指して同社に入社した。

　1年目の今年は故障に悩まされたものの、10月に実戦復帰して全国大会の先発を託されるまでの信頼を勝ち取った。

　「1年目は何もチームの力になれなかった。この経験を次に生かさないといけない。社会人の2年間レベルアップし、来年の今頃はプロ野球選手になれるように頑張りたい」と初戦敗退の悔しさを糧に、ドラフト解禁年となる来年を見据えた。

　◇西　隼人（にし・はやと）2000年（平12）10月13日生まれ、福岡県糸島市出身の23歳。前原小3年から前原野球スポーツ少年団で野球を始め、前原西中では西福岡メッツに所属。福岡大大濠では1年秋から背番号8でベンチ入りし、2年春は中堅手として甲子園8強。3年春から背番号1。関学大では2年秋からリーグ戦に登板。1メートル78、80キロ。右投げ左打ち。