中日・祖父江は現状維持1億円で更改　“勘違い習得”の新球フォークに手応え

中日・祖父江
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　中日の祖父江大輔投手（36）が9日、3年契約の最終年となる来季へ現状維持の年俸1億円（推定）で契約更改した。今季も中継ぎで45試合に登板も、3勝5敗13ホールド、防御率3・57の成績には「目標は50試合なんで、ふがいない」と自己評価は辛口。一方で“勘違い”で習得した新球フォークに手応えを口にした。

　「大塚さん（投手コーチ）のYouTubeを見ていて“すごいフォークを投げるな”と思っていたんです。そのイメージで投げて、ちょっと投げ方も変えて良くなって。で、大塚さんに言ったら“あれはスライダーだ”って言われて。全然違いました（笑い）」

　ウソのような本当の話。握りこそ違うが、腕の振り方や球の軌道をイメージして投げたところ、長年習得しようとしてできなかったフォークがしっくりきたという。

　「シーズン終わり頃にフォークをやっと習得できたんで。それを忘れないように、来年の開幕から使えるようにやっていきたい」

　通算500試合登板まであと37試合。新たな武器とともに、大台を目指す。