笑顔を選び、笑顔を呼んだ 松坂大輔さんから教えられたファンサービスの大切さ

[ 2023年2月19日 08:30 ]

14日の西武キャンプ、松井監督と話す松坂臨時コーチ
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 ファンを大切にする姿勢こそが、スーパースターたるゆえんなのだろう。春季キャンプ。スポニチ本紙評論家の松坂大輔さんに付いて、各地を回った。11~14日は古巣・西武で臨時コーチ。最終日の14日のことだった。

 練習後にスポニチなどの取材を終え、球場を離れる直前。松坂さんは「どうしよう…」と頭を悩ませていた。実はその後に用事があったのだが、球場の正面にはファンが朝から長い列をつくって待っている。時間はない。それでも「サインもしたいんですよ…」。松坂さんはファンの笑顔を選んだ。約20分、100人近くの一人一人に丁寧にサインをした。最後の一人が終わると期せずして拍手。「ありがとう!」「お疲れ様!」の声が飛んだ。

 昨年まではコロナ禍で感染防止対策が徹底されていたが、今年のキャンプからサイン、写真撮影などのファンサービスが再開された。松坂さんが臨時コーチを務めていた期間も、球場を離れる前のサイン会は恒例。ファンからは「同世代です」「夏の甲子園から応援していました」「ずっと憧れです」「来年も指導者で来てください」などと声をかけられ、松坂さんは「ありがとうございます」「うれしいです」などと丁寧に応えていた。

 もう一つの「ファンサービス」でも本当にお世話になった。キャンプ初日からスポニチ紙面に連日掲載していた、松坂さんから読者へのプレゼント。報道陣に配られる帽子や、時には松坂さんが自腹でグッズを買い求め、選手にサインをしてもらったお宝の数々だ。

 昨年に続いての企画。15日に記者が宮崎から帰京して会社に戻ると、数え切れないほどの大量の応募はがきが届いていた。すぐに松坂さんに「凄い反響でうれしいです」と連絡すると「よかったです!」の返事。松坂さんが喜んでいる以上に、プレゼントを企画してもらったファンはもっともっと喜んでいるはず。ファンサービスの大切さ。改めて松坂さんに教えられた。(記者コラム・鈴木 勝巳)

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