日本ハム育成3位・山口 松っちゃんに手紙書く!?小学校低学年向けの漢字ドリルで日々勉強中

[ 2023年1月9日 06:00 ]

漢字学習帳を持って入寮した山口(撮影・光山 貴大)
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 決して笑ってはいけない。日本ハムの育成ドラフト3位・山口(テキサス大タイラー校中退)は大真面目だった。新人選手より一足先に入寮しており、この日に取材対応。故郷のカナダから持参したものを問われると、かばんから漢字ドリルを自慢げに取り出した。

 「漢字が読めないとあかんと思って」と関西弁で明かした山口は、日本人の父とカナダ人の母を持つカナダ育ち。日本語は日本テレビ「ガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないシリーズ」などを見て覚えたというが、漢字の読み書きはできなかった。

(ガキ使で日本語勉強/) そこで半年前に小学校低学年向けの漢字ドリルを購入。寮に3冊持参し、ほぼ毎日机に向かっている。お気に入りの漢字は「水」で「“みず”はうまい。めっちゃ奇麗に書ける」。ダウンタウンの松本人志のファンで、手書きのファンレターを送るのが目標だ。

 大学時代は投手ながら、入団テストで高い身体能力を評価されて野手として入団。「フィジカルモンスター」の異名を持つ強打の右打者は「ダウンタウンの番組に僕も出たい。まずは野球で有名にならないと」。日本語を教えてくれた松本との共演を夢に、屈強な体でバットと鉛筆を握る日々が続く。 (清藤 駿太)

 《母手作りのシーサー「飾ろう」》日本ハムのドラフト2位金村(富士大)は地元愛に満ちていた。沖縄出身の最速150キロ右腕は、富士大時代から寮の部屋に置いていた、母手作りのシーサーを持ち込み「ずっと飾っていたので、今回も飾ろうかな」。故郷・沖縄での2月の春季キャンプへ「応援してくださる方がいると思うので、一日一日大切にやっていきたい」と誓った。

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2023年1月9日のニュース