ミキハウスが初の同一年2大大会出場へ始動 大西友也主将が誓った打倒ENEOS

[ 2023年1月9日 16:49 ]

ミキハウスの大西友也主将
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 社会人野球のミキハウスが9日、三重県伊賀市のグラウンドで始動した。就任4年目を迎えた大西友也主将は、ミーティングで打倒ENEOSを宣言。昨夏の都市対抗2回戦で敗れた雪辱を果たすとともに、チームにとって初めてとなる同一年の2大大会出場を誓った。

 「ENEOSに勝って都市対抗連覇を止めるのがまず一つ。昨年はJABA九州大会でも負けてしまった。社会人を代表する強豪チームに勝つことを、全員の目標として共有しました」

 目標を実現するために必要となるのが、劣勢に立たされた局面を打開できるチームづくりだ。栗山拓巳、高橋康平の2枚看板を擁し、先行逃げ切りがストロングスタイル。昨年はチーム初の2年連続都市対抗出場を達成した一方で、秋の日本選手権は打線が振るわず本戦出場を逃した。大西は言う。

 「ここ2年は第2、第3代表で都市対抗の近畿予選を勝てましたが、同じような戦いを負けたら終わりの第5代表決定戦でもできないといけない。実際、選手権予選は2年とも負けたら終わりの試合で勝てなかった。ビハインドからでも逆転できるチームにならないといけない」

 大西主将の思いを端的に表現しているのが、今季のチームスローガンだ。1人ずつ案を出し合った結果、「底力」~always challenging~に決定。逆境をはねのける底力を身につけるためには、日々の練習から自分の限界に挑戦しなければならず、28人の部員全員が挑戦者の気持ちを持ち続けることでENEOSをはじめとする強豪チームにぶつかっていく。

 例年なら終日業務におわれる12月の平日も、周囲の協力と会社の理解があり、午後3時30分から練習することができた。「ランニング、体幹強化など厳しい練習もみんなで盛り上がりながら頑張れた。この期間に練習できたことはかなり大きいことなので、皆様のご協力に感謝していますし、結果で恩返しします」。周囲への感謝も胸に刻み、大西主将は躍進への第一歩を踏み出した。

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2023年1月9日のニュース