DeNAドラ1・松尾 赤く燃える 赤ミット&赤バット持参「自分の考え大事に持って頑張る」

[ 2023年1月9日 05:23 ]

キャッチボールする松尾(撮影・島崎 忠彦)
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 DeNAの新人合同自主トレが8日、神奈川県横須賀市の球団施設で始まり、ドラフト1位の松尾(大阪桐蔭)はピカピカの赤ミット、赤バットを持参しキャッチボールや打撃練習で汗を流した。

 「たまたま赤になって。別に好きとかでは…」と苦笑いしつつ、バットの形状は巨人・中田モデルを参考に作製した。「いろいろな形のバットで打ったけど、その形が良かったので、まず作らせていただきました」。甲子園通算5本塁打した松尾は、プロ通算288本塁打の高校の先輩の相棒を選択した理由を明かすと「自分も中田選手のように活躍したい」と目を輝かせた。

 初日の練習を前に三浦監督はルーキー10選手に訓示。「この世界、言われたことをやっているだけでは絶対ダメ。どう工夫して自分たちで考えてやるかが一番大事になる」と諭したが、松尾は指名直後からプロで生き残るすべを模索してきた。自ら考え抜き、大先輩のバットを選択した。

 ノックやランニングなどで軽快な動きを見せた。「簡単には成功できない世界だけど、自分の考えを大事に持って頑張っていきたい」。指揮官のリーゼント姿を「格好良かった。いつかはやってみたい」と目に焼き付けた強打の「考える」捕手が、新天地で第一歩を切った。(伊藤 幸男)

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