阪神・森下の“お手本”トミー・ホワイトとは プロウト評論家・お股ニキ絶賛「とんでもないパワー」

[ 2023年1月9日 05:15 ]

ノースカロライナ州立大時代のトミー・ホワイト(ゲッティ=共同)
Photo By ゲッティ=共同

 阪神のドラフト1位・森下(中大)が打撃面で参考にし、刺激を受けている選手にルイジアナ州立大2年のトミー・ホワイトの名を挙げた。森下の口から突然飛び出した「トミー・ホワイト」とは一体、何者なのか…。

 米フロリダ州出身の19歳で1メートル83、109キロ。愛称は「タンク」だ。ノースカロライナ州立大1年時にシーズン55試合でNCAA新人記録の27本塁打を記録。現在はルイジアナ州立大に転校している。インスタのフォロワーは3万人超えで、著名人であることを示す公式マークも付与されている。SNSが発達し海の向こうのアマチュア球界の「大物」の経歴も簡単に調べられる時代にはなったが、これだけで“実態”をつかむまではいかない。

 そこで、本紙にも幾度となく、登場してもらっている「プロウト(プロの素人)」評論家・お股ニキ氏に分析を依頼した。アーチを量産したホワイトの1年時の動画を目にすると、開口一番「1年生ということを考えたらとんでもないパワー」と長打力に驚がく。メジャーリーグにも造詣の深い同氏は、今オフにカブスからカージナルスへ5年総額約119億円で移籍した強打の捕手・コントレラスの名を挙げた。

 「コントレラスをシャープにしてパワーアップした感じ。このミートポイントでこれだけ飛ばせるパワーと鋭さはすごい。もう少し奥行きを出して点ではなく線で捉えられるようになると、メジャー対応も可能という感じがします」。森下だけでなく、ホワイトの今後からも目が離せなくなってきた。(遠藤 礼)

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2023年1月9日のニュース