つば九郎「てっていてきにあらそいます」 FA宣言した1年前に続いて“越年ツバメ”決定、怒りの保留

[ 2022年12月23日 19:43 ]

契約更改の保留を発表したつば九郎(代表撮影)
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 ヤクルトの超人気マスコット「つば九郎」が23日、自身のブログを更新。シーズンオフ恒例の“銭闘”をぶち上げ、2022年終了まで10日を切ったプロ野球界に緊張感を走らせた。

 「あれるけいやくこうかい。」と不穏なタイトルでブログを更新。「とうきょうやくるとすわろーず、さいご、おおとり(とりです)けいやくこうかいです~ぱちり」と書き出すと「にん。いつもよりあれてます・・・・・。すわるやいなや、にらむ。たくさんの、ほうどうじんのみなさん、わらう」と緊迫した?記者会見場の写真に続いて「しらんけど えつねんします。」と書かれたスケッチブックを両手羽に持って堂々と掲げる自身の写真をアップした。

 そして、「むらかみくんの、ぐっずうりあげちーむ1いのざをうばわれ~できだかの、やくると1000のみおうだいを、はくだつされたので、いかりのほりゅうです。さくねんより、うりあげあっぷしたけど~。。。。。こうなったら、てっていてきにあらそいます」と怒りのあまりか「むらかみくんに」が「むらかみくんの」になり、「ヤクルト1000」飲み放題を「のみおうだい」と書き間違える痛恨のミスを犯しながらも“徹底抗戦”を宣言した。

 つば九郎は昨年12月12日に「つばくろう まふゆのだいぼうけんだ!!」として2012年以来9年ぶり2度目となるFAを宣言。球団を通じて「すこしかんがえるじかんをください」とコメントを発表して熟考期間に入り、野球界の枠を超えた各業界から争奪戦となった。だが、今年1月7日に記者会見を開き、残留を発表。「2万8000円+ヤクルト1000飲み放題」という2021年の年俸から「きゅうふきんよりほしい」と10万円への大幅アップを狙っていたが「5万円+ヤクルト1000飲み放題」に加えて「かつやくにおうじてくーぽんけんしきゅう」というオプションを提示され、あっさり陥落。契約を更改した。

 今年も全選手が契約更改を完了させた後、鳥(注・ペンギンではない)らしく“大トリ”となった。20日に放送されたラジオNIKKEI第1「小塚アナの褒めタイム!」(火曜前11・35)に元ヤクルト内野手の三輪正義広報(38)を伴ってゲスト出演した際には最初は謙虚に「あがるかな?」としながらも、結局は「おくごえ」(億超え)と“爆弾要求”。今季は史上1羽目、前人未到ならぬ“前鳥未到”の2000試合出場を達成したこともあって超強気で臨んだ契約更改交渉だったが、要求額との差が大きいことは明白で、まさに風雲急を告げる年末となった。

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