現役引退の金子千尋 日本ハム・特命コーチに就任へ「スケール大きい選手を多く育てたい」

[ 2022年12月23日 14:30 ]

<日本ハム>引退会見で話す金子(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムの金子千尋投手(39)が23日、札幌市内のホテルで会見を行い、今季限りで現役を引退することを表明。日本ハムの特命コーチに就任することを明らかにした。

 プロ18年目の今季はわずか3試合の登板にとどまり1勝2敗、防御率4・85。今季終了後に球団からのコーチ就任の打診を断り、現役続行を目指して自由契約となったが、希望するNPB球団からのオファーは届かなかった。前日22日に自身のツイッターを更新し「金子千尋は明日12/23(金)14:00より会見をさせていただきます!」と告知しており、会見の様子は球団公式YouTubeでも生配信された。

 戦力外通告を受けた際、同時に球団からは特命コーチの就任を打診された。現役引退を決め、オファーを受け入れる形となった。今後について「ファイターズの方で特命コーチという形で、アメリカにコーチ留学に行かせていただくことに決まりました」と口にした右腕。詳細はこれからだが、2月のスプリングキャンプの時期に渡米。期間的には半年程度が見込まれる。

 「アメリカの最先端の技術動作や解析データを取り入れたコーチング、トレーニングを交えたコーチングであったり、そういったコーチングをアメリカで勉強してきたい」と抱負を口にした金子。「その選手を評価して“こうすれば伸びる、ここを直せばもっと良くなる”と、しっかり評価できる、まずは見る目を付けたい」としたうえで「“僕が現役中にこれをやっていたからやれ”というような、そういう根拠がない指導はしないようにしたい。選手のいいものをどんどん伸ばせるような、スケールの大きい選手を一人でも多く育てることができたらと思っています」と話した。

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2022年12月23日のニュース