落合博満氏「今だから言うけどね」年俸調停の“裏側”告白「球団と何回も交渉したフリをした」

[ 2022年12月23日 17:05 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が23日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。中日時代の90年のオフに行われた年俸調停について語った。

 日本人選手で初めて年俸調停に突入した落合氏は「あれはね、球団と交渉したのは1回しかないんだよ。球団と何回も交渉したフリをして。お互いにこの金額でっていうところは譲れない部分があったんだろうから。すぐ調停かけましょうっていう。今だから言うけどね」と驚きの真相を告白。続けて「球団は2億2000万でオレは3億。球団が提示したのはそれよりもっと上の数字なんだよ。でも調停かけるんであれば2億2000万からの調停っていうことでね」と内情を明かした。

 調停の末、2億2000万円でハンコを押したが、翌年の交渉では球団から「お前にはいくらだけやる準備があったから」と言われ、年俸は2億2000万円から3億3000万円にアップ。大幅昇給に「それは一発でOKしたけどね」。初めから3億3000万円の提示で「“前の年の分もあるから”っていうんで上乗せしてくれたよ」と当時を振り返った。

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2022年12月23日のニュース