村上弟、上加世田ら甲子園選手が加わる日大 片岡昭吾監督「日本一を目指す」

[ 2022年12月23日 18:46 ]

23年シーズンへの思いを語った片岡監督(撮影・柳内 遼平)
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 東都大学野球リーグの日大が23日、同校で行われた練習を公開した。

 1部復帰を果たして3シーズン目となった今秋のリーグ戦は4勝8敗の5位でフィニッシュ。勝ち点で並んだ駒大を勝率で上回り入れ替え戦を回避した。就任3年目を迎える片岡昭吾監督は「一番上を目指すからこそ、いろいろなことを考えられる。一部リーグにいる以上、日本一を目指すことがアスリートとして当たり前のことだと思っています」と語った。
 
 44歳の指揮官は春、秋のリーグ戦で計14人の1年生をベンチ入りさせた。し烈な優勝争い、入れ替え戦が行われることから「戦国東都」とも呼ばれるリーグ戦を肌で感じたルーキーたち。片岡監督は「厳しい戦いを外から見ているのとベンチに入るのとでは全く違う。メンバーとして経験してほしかった。来年、2年生になった時に経験を生かして“神宮じゃ通用しない”と練習で声を掛け合ってほしい。チームづくりを皆でできたら良いですね」と意図を語った。
 
 来春に入学する1年生は精鋭揃い。ヤクルト・村上の弟である九州学院・村上慶太内野手は左の長距離砲として期待され、今年の甲子園に春夏連続出場した山梨学院の右腕・榎谷礼央投手、敦賀気比(福井)を4度も甲子園出場に導いた・上加世田頼希内野手、今春の選抜で本塁打を放つなど強打が印象深い浦和学院・伊丹一博外野手らが加わり、片岡監督も「本当に楽しみ」と期待する。経験を積んだ2年生とタレント集団の1年生がチームを底上げできるかが、浮上の鍵となりそうだ。
 「バッテリーを中心にしっかり守り勝つことをブレずにやりたい。そのための練習をしっかりできれば」とニューイヤーを見据える。就任以来、接戦を勝ちきる野球で1部昇格と残留に導いてきた片岡監督の下、日大が「当たり前」の目標である日本一を狙う。(柳内 遼平)


※※以下はスポーツ推薦合格者
【投手】
松岡 敏喜(藤井学園寒川)
亀井 颯玖(樹徳)
生方 碧莞(前橋育英)
内堀 遼汰(神村学園)
高田 大輝(ルーテル学院)
糠谷 翔大(中央学院)
江川 颯太(西日本短大付)
足立 雄祐(龍谷大平安)
榎谷 礼央(山梨学院)
梅沢 纏(鳥取城北)

【捕手】
松浦 太河(広島商)
梅津 康生(日大山形)
高久 塁(鹿島学園)
山村 侑大(天理)

【内野手】
菊地 弘樹(木更津総合)
和田 瑞己(尾道商)
相沢 秀光(山梨学院)
徳永 光希(英明)
垣淵 祥太朗(星稜)
小松 聡真(東洋大姫路)
岩根 陽向(小林西)
山口 雄大 (西日本短大付)
上加世田 頼希(敦賀気比)
富塚 隼介 (日大三)
村上慶太(九州学院)

【外野手】
渋谷 剛生(山梨学院)
竹田 宙(鳥取城北)
瀬谷 大夢(二松学舎大付)
伊丹 一博(浦和学院)

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