西武ジュニア悲願の初優勝へ OBのドラ1・蛭間から激励メッセージ「たくさん意見交換を」

[ 2022年12月23日 18:01 ]

西武のドラフト1位・蛭間からのメッセージを見る西武ジュニアの選手(球団提供)
Photo By 提供写真

 12月27日に開幕する「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2022」で、西武ジュニアが悲願の初優勝を目指す。星野智樹監督は11日に行われたロッテジュニアとの練習試合を終え「チームを結成して初めての練習試合はマリーンズさんと対戦して7対0の完封負けでしたが、今は1点差の試合ができるところまで成長してきています」と選手たちの成長を語った。

 今年は、秋季キャンプで西武の若林楽人などに走塁指導を行ったスプリントコーチの秋本真吾氏による走り方の指導をジュニアの選手たちも受け、9月からの約3カ月で20m走のタイムが0・3秒以上縮まった選手もいた。鬼崎裕司コーチは「とても勉強になる内容で一部の選手は着々とタイムが上がってきています。教わったことを意識して取り組んでいる証拠だと思います」と効果を実感した。

 星野監督から「そこにいるだけで安心感が生まれる」と絶大な信頼を寄せられるキャプテンの遠山勇芯選手は「プロの選手も使っている施設で練習や試合ができて最高です!走り方の指導などを受けたほか、いろいろな練習もやりましたし、監督やコーチからは、一球一球を大切にするということを教わっています。技術的なことだけではなくて人としても成長できた4カ月でした。全員野球、一戦必勝で初優勝します!」と大会へ向けての決意を語った。

 また、野手では同ジュニア出身選手で初めてプロ入りするドラフト1位・蛭間(早大)が球団を通じて激励のメッセージ動画を送った。蛭間は「ライオンズのユニフォームを着られることのありがたみを感じて、少ない時間だと思いますが、仲間とたくさん意見交換をしながら、優勝を目指してがんばってください!」とエール。選手たちは大会へ向けての士気を高めた。
 ライオンズジュニアは27日に明治神宮野球場で中日ジュニアと初戦を迎える。

続きを表示

この記事のフォト

2022年12月23日のニュース