パMVPはやっぱりオリ・由伸 沢村賞など含め7冠に! 来季は山田久志、イチロー以来の3年連続に挑戦

[ 2022年11月25日 18:51 ]

<NPB AWARDS 2022>最優秀選手賞に輝いたヤクルト・村上宗隆(左)とオリックス・山本由伸は会見で笑顔を見せる
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 プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2022 supported by リポビタンD」が25日、都内で行われ、今季の最優秀選手賞(MVP)にセ・リーグはヤクルトの村上宗隆内野手(22)、パ・リーグはオリックスの山本由伸投手(24)に決まった。ともに2年連続2度目の受賞。山本は投手4冠、沢村賞、ゴールデングラブ賞と合わせて、これで7冠制覇となり、オリックスからは10人目、16度目の受賞となった。

 2年連続でセ・パともに同じ顔ぶれとなるのは、1976年、1977年にセは巨人・王貞治、パは阪急・山田久志が受賞して以来、45年ぶり2度目となった。パ・リーグで2年連続受賞は稲尾和久、野村克也、山田久志、イチロー以来5人目の快挙。3年連続でMVPを受賞したのは、1976~78年の山田久志(阪急)と1994年~96年のイチロー(オリックス)のみで、来季は球団レジェンドの先輩に肩を並べるシーズンに挑戦する。

 山本は壇上で「サポートしてくださった皆様に感謝して、もっともっと野球と向き合っていきたいと思います。すごく大量失点する試合もあったが、全体的に安定して投げられた。そこが成長した部分。チームが2年連続で日本一になれるように、その一員として頑張ります」と話した。

 また、会見では「1年間の成績を評価して頂いて、うれしく思います。去年に続き、2年連続で良い成績を出せたことに喜びを感じています」と語った。思い出に残っている試合としては「シーズン終盤のソフトバンクとの3連戦で、チームが3連勝できたことが印象に残っている」と逆転優勝へ天王山となった試合を回想し、来季に向けては「オフも練習を頑張って、もっと良いシーズンを過ごせるように頑張ります」と話した。

 岡山県出身の山本は、都城(宮崎)から16年ドラフト4位でオリックスに入団。6年目の今季は6月18日の西武戦でノーヒットノーランを達成するなど今季26試合に登板し15勝5敗、防御率1・68、勝率・750、奪三振205。最多勝、防御率、最多奪三振、勝率第1位と主要4部門を独占し、史上初の2年連続投手4冠に輝き、先発投手にとって最高栄誉である「沢村賞」もパで初めて2年連続受賞。日本シリーズでは左脇腹を痛めたが、26年ぶりの日本一に大きく貢献した。

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