落合博満氏 中日監督時代の秋季キャンプで「練習量」を求めた理由「頭で理解してできても…」

[ 2022年11月25日 17:40 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が25日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。04年から就任した中日監督時代の秋季キャンプについて語った。

 落合氏は2004年から「全権」を任される形で中日の監督に就任しいきなりリーグ優勝。07年にはチームを53年ぶりの日本一に導いた。11年は球団史上初の2年連続リーグ優勝。任期8年間すべての年でAクラス入りを果たし、リーグ優勝4回、日本一1回の「常勝チーム」をつくり上げた。

 その土台となった秋季キャンプでは「全員に過酷な練習はさせた」とし、選手たちを見る上で一番チェックしていたのは「練習量」だと明かした。「オレが与えるだけの練習量こなせるかどうか。それだけの体力があるかどうか」と選手たちの体力をチェックしていた。

 また、野球の指導は「野球を勉強するっていう形から教える人と、体力強化からするっていう2通りあるんだろうと思う」と2パターンに分けられるとした。落合氏は野球脳を鍛えることよりも「まず野球をやる体力をつけるのが先決」と体力強化を選んだ。

 その理由について「どんだけ頭で理解してそれができても体力がなければ、それが発揮できなくなるんでね。まず年間通してやるだけの体力をつけるのが、うまくなる秘けつだろうということで体力強化から」と秋季キャンプで練習量を求めた意味を明かした。

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2022年11月25日のニュース