育成から昇格の“ナベジイ”阪神・渡辺雄 1150万円増更改に笑顔「野球ができるだけでもありがたい」

[ 2022年11月25日 15:21 ]

<阪神契約更改> 契約更改を終え笑顔で報道陣の質問に答える渡辺雄大(撮影・大森 寛明)
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 阪神の渡辺雄大投手(31)が25日、西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み1150万円アップの年俸1600万円(金額は推定)でサインした。

 「僕にとっては野球ができるだけでもありがたいという気持ちがある。ワンポイントでしっかり仕事をしてもらったと球団に言っていただいた」と納得の更改だった。

 2017年ドラフトでソフトバンクから育成6位指名で入団した変則左腕は、20年に支配下契約を勝ち取り、1軍で3試合登板で無失点と存在を発揮。しかし、翌21年に戦力外通告を受け、再び育成選手として阪神入りした。

 今季は開幕直前に支配下選手に昇格。4月30日の巨人戦では同点場面で登板し、チームの勝ち越しに結びつけ、30歳でプロ初勝利を記録。左打者へのワンポイント登板を中心に、開幕から11試合連続無失点とチームに貢献した。最終的に自己最多の32試合登板、3勝1敗、10ホールド、防御率2・45をマークした。

 「初勝利も含めて、今季はいろんな経験をさせてもらった。岡田監督の下で40から50試合は最低でもいけるように取り組んで、アレに向かって少しでも力になれるように頑張りたい」と苦労人の“ナベジイ”は進化を誓った。

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2022年11月25日のニュース