微増更改の阪神・糸原、二塁のポジション争いに「覚悟を決めてやる」ときっぱり

[ 2022年11月25日 16:01 ]

<阪神契約更改> 契約更改を終え会見の席に就く糸原健斗(撮影・大森 寛明)
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 阪神の糸原健斗内野手(30)が25日、西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み100万円アップの年俸8000万円(金額は推定)でサインした。

 「評価はご想像にお任せします。今年は悔しいの一言。しっかりやり返せるように、このオフはしっかりやりたい」と決意を語った。今季は二、三塁を中心に122試合にスタメン出場。5月15日のDeNA戦(横浜)では、9回に右前への打球を放ち、右翼手の後逸により、後日に本塁打と認定されるランニングホームランも記録。打率・247、36打点、3本塁打とチームのAクラスに貢献した。

 だが、一塁・大山、三塁・佐藤輝の固定、と二遊間の強化を目指す岡田監督の就任で、立場は安泰ではなくなった。今季、二塁ではチームトップの63試合に出場したが、新首脳陣による秋季キャンプでは糸原は安芸メンバーから外れ、中野の二塁コンバートに、岡田監督は合格点を与えていた。

 来季も春季キャンプから激しい二遊間争いが展開されそうだが、プロ7年目を迎える男はもちろん負けるつもりはない。「来年は本当の勝負の1年になるので、覚悟を決めてやる。競争も毎年のこと。少しでも割って入れるように頑張る」とオフも「休むことなく継続してやっていく」と強化を誓った。

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2022年11月25日のニュース