ヤクルトマジック「7」 村上3試合ノーアーチも…先発・小川が8回途中無失点の快投

[ 2022年9月18日 21:27 ]

セ・リーグ   ヤクルト1ー0阪神 ( 2022年9月18日    甲子園 )

<神・ヤ22> 8回1死、村上は空振り三振に倒れる(撮影・大森 寛明)
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 首位ヤクルトは、3位・阪神に1―0で勝利。引き分け挟んでの連敗を3で止めた。マジック対象の2位・DeNAが巨人に勝利したため、リーグ2連覇に向けた優勝マジックは7。最短で優勝が決まるのは22日となった。先発の小川泰弘(32)は7回1/3を5安打無失点で8勝目を挙げた。主砲の村上宗隆(22)は3打数無安打だった。

 打線は阪神先発・藤浪の前に苦戦。5回まで1安打と抑えられ、スコアボードにはゼロが並んだ。6回に相手失策で塩見が出塁すると無死二塁から山崎が内野安打。藤浪が一塁へ悪送球した間に塩見が生還し、1点先制した。

 先発の小川は、初回先頭の中野、2番の糸原の連打を浴びて無死一、二塁のピンチを迎えたが、3番の近本を左飛、4番の大山を三ゴロ併殺に斬ってリズムをつかんだ。5回1死二塁では梅野をフォークボールで遊ゴロ、小幡をカーブとフォークで追い込み、内角直球で遊ゴロに抑え、ゼロを並べた。藤浪と村上の対戦のたびに、声援とため息が入り混じる異様な雰囲気となったが、小川はピンチを迎えても、緩急を使い、丁寧に低めをついた。

 8回1死二塁でマルテに四球を与えて降板し、7回1/3を5安打無失点と快投。8回途中からは久保がマウンドに上がり、併殺でしっかり抑えた。9回からは守護神マクガフが登板、走者を背負うも落ち着いた投球で締めた。

 1964年に王貞治(巨人)が記録した日本選手シーズン歴代最多の55本塁打に並んでいた村上は、第1打席は、フルカウントから155キロ直球を右飛。甲子園は一瞬どよめいたが、右翼・佐藤輝がジャンピングキャッチすると、大きな拍手に包まれた。第2打席は左飛。第3打席は申告敬遠を告げられた。第4打席は、空振り三振で今季56号はお預けに。日本選手として未到の領域到達へ。重圧をはねのけ、これまで通りのペースで打ち続けることがカギとなる。

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