【大谷と一問一答】「マメの管理もしながら」投球「ちょっと特殊でしたけど、うまく終われた」

[ 2022年9月18日 14:22 ]

ア・リーグ   エンゼルス―マリナーズ ( 2022年9月17日    アナハイム )

<エンゼルス・マリナーズ>7回を投げ終えガッツポーズする大谷(撮影・白鳥 佳樹)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は17日(日本時間18日)、本拠地エンゼルスタジアムでのマリナーズ戦に「3番・投手兼DH」で今季25度目の投打同時出場。7回8奪三振無失点で、1918年にベーブ・ルースが達成した「13勝、11本塁打」に並ぶ今季13勝目を挙げた。シーズン規定投球回数まではあと14イニングとなった。打っては初回に先制の左越え適時二塁打を放つなど2打数1安打1打点。エ軍は2―1で勝利した。

 投げては、初回は2者連続三振を奪うなど3者凡退で立ち上がり、2、3回は安打を許したものの、後続を打ち取って無失点。4回は3者凡退、リードが2点差となった5回は先頭打者に安打されたものが、後続を打ち取り、6回は3者凡退。7回を無失点に抑えたところで降板し、1918年にベーブ・ルースが達成した「13勝、11本塁打」に並ぶ今季13勝目を挙げた。打っては、初回1死一塁の第1打席でマ軍の先発右腕カービーから左翼フェンス直撃の先制適時二塁打。14日(同15日)のガーディアンズ戦から続く連続試合安打を「3」に伸ばし、シーズン自己最多タイの138安打とした。これで通算成績は、投手は25試合で13勝8敗、防御率2・43。打者は140試合で519打数138安打、打率・266、34本塁打、89打点、11盗塁となった。

 試合後、大谷の主な一問一答は以下の通り。

――序盤、球数が多かった。
 「そうですね。最初の方、ムキになって投げてたので、最後の方はリラックスしながら投げれました」。

――MVPレースについて。自分自身、(投打)2つでチームに貢献していると思うか?
 「どうですかね。自分の評価はあんまりしないようにしているので、確実に言えるのは、昨年よりもいいシーズンになっているのは、自信にしていいところじゃないかなと思うので、投打のバランス含めて、昨年以上のシーズンを送れているっていうのは、一つ自信かなと思います」

――今日の時点での規定投球回数に達したことの意味は?
 「そうですね。本来はあまりこだわらないようにしてますけど、どっちみち、いってみないとそれが本当にそうなのかどうなのか(意味を持つのかどうなのか)分からないので、1回、いってみるっていうのは大きいかなと思います」

――マメは?
 「ひどくはなってないので、投げながら、マメの管理もしながらだったので、きょうは違うところも、そこも含めて集中しないといけなかったので、ちょっと特殊でしたけど、うまく終われたのかなと思います」

――打撃の調子は?
 「調子自体はいいと思いますね。あと、もうひと伸びっていうところが、不満なところではありますけど、そこがもうひと伸びしてくるようになれば、もっともっと強くなるんじゃないかなと思います」

――スライダーが縦の変化をしていたが、マメとの関連?
 「単純に左バッターが多かったので、いつもと違う形のスライダーも投げましたし、いつも通りのスライダーも含めて、いいマネジメントができたかなと思ってます」

――マメの影響ではない?
 「マメの影響ももちろん、スピードボール、指の負担というか、しっかり土台が出来ている指じゃないとなかなか多く投げたりできないので、今日は、そこまで多く投げられる状態ではなかったですけど、今日、ここを乗り越えることが出来たので、次まであと5日間、よりよく、心配することなく投げられるんじゃないかなと思います」

――昨年よりいいシーズンというのは。
 「もちろん単純な数字、打撃だけの数字でいえば、昨年の方がよく映るのかも分からないですけど、全体的なバランスだったりとか、クオリティも含めると、今年の方が、自分的にはいいシーズンになっているかなと思います」

――ヤクルト村上が55本。
 「単純な数字しか知らないので、もちろん素晴らしいことだと思いますし、もっともっと打てるように。あと何試合あるかちょっと分からないですけど、1本でも多く打ってほしいなと思います」

――序盤はマメを気にして球種や力の入れ具合をコントロールしていたのか?
 「球種の選択が一番、コントロールしていた部分かなとは思うので、ちょっとオフスピードが多かったですけど、そこが一番、違うところかなと思いますし、本来ならカウントからストライクで押していって、そうすれば球数がおのずと低くなるんですけど、そこらへんが、序盤に球数がかさんだ要因かなと思います」

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