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ヤクルト・村上 最短30日M灯導く逆転3ラン 王&ゴジラ超え左打者初2度目の月間31打点

[ 2022年6月29日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト6―3広島 ( 2022年6月28日    マツダ )

<広・ヤ>6回1死一、三塁、左中間に3点本塁打を放った村上は小川(右)に迎えられる(撮影・奥 調)
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 ヤクルト・村上宗隆内野手(22)は28日、広島戦の6回に決勝の逆転27号3ランを放ち、6―3の2連勝に導いた。SNS上では「#村神様」が流行するなど、6月は神懸かった活躍で月間12本塁打、31打点はいずれも球団の日本人最多タイ。勝利打点はこれで9度となった。今季最多の貯金25は01年以来21年ぶり。DeNAが勝ったため最短での優勝マジック点灯は30日に延びたが、主砲のバットはとどまるところを知らない。

 神様、仏様、村「神」様だ――。1―3の6回1死一、三塁。村上のバットが好投していた床田の初球、外角高めを捉えた。逆転の左中越え27号3ラン。最近5試合で6本目となる一撃で、試合をひっくり返した。

 「いい流れに持ってくることができた」と歓喜に沸くベンチで手荒い祝福を受けた。今季のカウント別本塁打では、初球は6本目で最多。狙い通りに勢いをつけた主砲は「初球から捉えられればいいが、ストライク3球ある中でどう打っていくか意識できている。いい打席を送れている」と充実感を漂わせた。

 6月は打率.419で、12本塁打と31打点ではいずれも球団日本人最多に並んだ。今月9度目の勝利打点は、まさに神懸かり的と言える。ファンはSNS上で村上の名前をもじって「村神様」とあがめる。完全優勝に導きMVPとなった交流戦後には、球団が「村神降臨」グッズの販売を始めた。22歳にしてチーム内での存在感は至高の域に近い。この日は72試合目で、シーズン143試合の折り返し。いずれもリーグ断トツの27本塁打、74打点で、単純計算すればシーズン53発、146打点ペースとなった。

 かつて試合用のバットについて「(滑り止めの)スプレーがバットに残っていると、ベタ付きで感覚も変わってくる」と毎回磨いて新品同様の状態で打席に臨んでいると明かした。それほど相棒を大切にしているが、18日の広島戦前に相手の坂倉から求められると喜んで渡した。今季は打率3厘差で首位打者も争うライバルでも、互いに高め合うために垣根はつくらず。1学年上の坂倉だが、神通力にすがるかのように大事にしまい込んだ。

 「相手に対する威圧感。ベンチに嫌だと思わせるのが4番」と高津監督もその存在感を称えた。DeNAが勝ったため、プロ野球史上最速となるマジック点灯は30日に延びたが、貯金25は日本一になった01年以来。「一試合一試合積み重ねているだけ。また新しい一日という気持ちで、いいメンタルで試合に臨めている」と村上。村神様の御利益でツバメ軍団の飛翔もかつてない高みに向け加速し続けている。(君島 圭介)

 《月間勝利打点9》村上は今季の勝利打点を13度とし山川(西)に並び両リーグトップに立った。また、今月は12本塁打、31打点でV打は9。本塁打、打点の月間球団記録は13年8月のバレンティンの18本、35打点だが、日本人では本塁打が06年8月の岩村明憲、打点が20年7月の自身に並ぶ最多記録。月間9V打は、08年7月の小笠原道大(巨)の8度を抜くセ新記録になった。なお、月間31打点を2度は両リーグ6人目で左打者では初。

 《球団最多タイ19勝見えた》ヤクルトは今月17勝目。球団最多は02年8月の19勝で、残り2戦2勝なら並ぶ。また、最短マジック点灯日は30日。ヤクルトが広島に連勝、DeNAが阪神に連敗なら巨人の結果次第でM56などが出る。

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