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阪神低迷の中でも光明はある 中継ぎで湯浅、浜地ら若手が台頭

[ 2022年4月12日 07:30 ]

阪神・湯浅
Photo By スポニチ

 開幕から1勝12敗1分けと低迷するチームにおいて、光明をもたらす材料もある。今年はスアレスが抜け、開幕前から中継ぎ陣を不安視する声が多く聞かれた。そんな中、湯浅や浜地、桐敷など、若手が中継ぎで頭角を現している。

 4年目の湯浅は初の開幕1軍切符をつかんだ。開幕当初に抑えを務めていた新助っ人のケラーが2試合連続で救援に失敗するなど、台所事情も重なって矢野監督から新守護神に指名された右腕はここまで6試合無失点と結果を残しており、「思いきり自分の球が投げられている」と自信をのぞかせた。

 浜地も湯浅と並びチーム最多の6試合に登板して防御率1・50と安定感が光る。今年の春季キャンプの序盤は制球に苦しむなどしたが、キャンプ中盤に大きな変化があった。本来のワインドアップからの投球ではなく、セットポジションからの投球に変えた。そして、投球動作に入る際には「ふ~」と力を抜くように息を吐き、投げる瞬間に全出力を集中させるという新たな試みもなされていた。まさに“浜地の呼吸”だ。

 「リリースの時に腹の力が抜けやすくて、腹圧を意識した時に、息を吐くのがはまった感じがあった」

 実戦でも140キロ台中盤だった球速が150キロに迫るなど、手応えをつかみ、ここまで結果にも表れている。

 開幕当初はローテーションの一角だったドラフト3位の桐敷も貴重な左の中継ぎで奮闘している。中継ぎ陣では経験豊富な岩崎以外は正直“これから”の選手と言っても過言ではない。

 金村投手コーチも「若い子たちはとにかく投げて自信をつけさせたほうがいいし、打たれたりはしますけど、それはそれで次に同じ失敗をしないように。その繰り返しが成長につながるし、一流選手になっていくための核だと思う」と話すように今は何も恐れず、全力で向かっていけばいい。何事も経験は大事。結果が出ている選手も、課題に直面している選手も、この経験が成長に向けての礎になると願いたい。(記者コラム・長谷川 凡記)

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