記者痛恨の開幕投手…早大・小宮山悟監督からのヒントを台無しにした「先発香西」

[ 2026年4月18日 22:07 ]

東京六大学野球春季リーグ戦   早大5―0東大 ( 2026年4月18日    神宮 )

東京六大学<東大・早大>早大・小宮山監督(撮影・須田 麻祐子)
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 東京六大学野球の春季リーグ戦が行われ、早大は5―0で東大を下した。

 リーグ通算27試合目で初先発した最速143キロ左腕・香西一希主将(4年)は7回1死まで完全投球を続けるなど1安打13三振で完封勝利を挙げた。小宮山悟監督は「できすぎですね。当初の(継投の)予定が大幅に狂いました」と称賛した。

――これまで全て救援として登板してきた香西に開幕戦を託した。
 「11月に新チームになり(香西を)キャプテンに任命して、本人も“先発したい”と申し出てましたので、最初の試合に投げさせようと11月の時点で決めていました。(オープン戦の)終盤は(他大学に対して)先発じゃないように仕向けるかと、リリーフでずっと使い続けて今日に至ったというところです」

――成長した部分は。
 「やっぱりコントロールが本当に見事だった。尾形のミットが動かずに“ボール”って言われることも何球かあったのでね。あの辺がもし、ストライクだったらとんでもないこと(完全試合)になっている気がします。プロで投げたいという希望があるということを知っています。“リリーフだけじゃなくて長いイニングも投げられます”というところをお見せしないといけないと思っていました。それにしても、できすぎです」

 痛恨だった…。記者は開幕前日の17日に東伏見の早大グラウンドで小宮山監督を一対一で取材していた。過去のリーグ戦の実績から「宮城誇南、高橋煌稀が先発の軸ですか?」と開幕投手を絞る質問をした。小宮山監督は肯定の返答をすることで隠し続けてきた「先発香西」の匂いを消すこともできたが、「先発したいって投手がいっぱいいるので臨機応変に対応します」とヒントを残していた。

 ただ、ひどく未熟な記者は「先発香西」の可能性を追求することなく、あっさりと次の質問に移った。そして次の日、神宮の観客とともに「せ、先発香西…?」と驚くことになってしまった。

 先発投手を予想できれば、相手打線と同様に「準備」ができる。もし、「ヒント」を感じ取ることができれば、小宮山監督の取材後に香西を追加取材して独自ネタを準備することができたかもしれない。結局、記者としての嗅覚が弱いために試合後の囲み取材のみで記事を書くことになった。これではライバル社と大きな違いを生み出せない。

 拝啓、小宮山監督。悔いが残る「先発香西」から学び、精進します。今シーズンもよろしくお願いいたします。(記者コラム・柳内 遼平)

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