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西武ドラ3・古賀 人類最速ボルト走法で伊東勤以来の「走れる捕手」目指す

[ 2022年1月23日 05:30 ]

秋本氏の「走り方講座」で疾走する古賀(撮影・尾崎 有希)
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 西武のドラフト3位・古賀悠斗捕手(22=中大)が22日、埼玉県所沢市の球団施設で陸上男子200メートル障害元アジア記録保持者で臨時講師となった秋本真吾氏(39)の「走り方講座」を受講。五輪3大会連続2冠で「人類史上最速男」と称されるジャマイカのウサイン・ボルトの走法を伝授された正捕手候補は、球団では通算134盗塁の伊東勤氏(59=スポニチ本紙評論家)以来の「走れる捕手」を目指す。

 捕手が走力を強化する利点は多い。盗塁でチームの攻撃の幅を広げるだけではなく、守備でも走者の心理を読み、配球、盗塁阻止にもつながる。古賀は50メートル6秒7。プロ野球選手としては速くない。

 「足を1秒でも2秒でも速くしたい。また、走者の心理だったり、カウントも考慮できるので役立つと思う」

 この日、スプリントコーチの秋本氏から「ボルト理論」が映像で紹介された。実技で試すと塁間を想定した30メートルダッシュでは本数を重ねるごとに速くなった。スタート時に地面を後ろに「蹴る」のではなく、体の真下に足を下ろして「踏む」というイメージに変更。足の振り幅を小さくすることで回転数が上がり、初速がアップする。一気に加速すると前屈した背中を伸ばし、顎を引く。地面を蹴る時だけアキレス腱に力を入れて「オンとオフ」をつくる。これが人類最速の男の走法だ。

 約1時間半、みっちりと走塁の指導を受けた古賀には目標とする偉大なOBがいる。同じ右打ちの捕手で黄金期を支えた伊東勤氏だ。84年は20盗塁をマークするなど捕手の日本記録である通算134盗塁。「(走力強化は)プラスしかない。(伊東勤氏を)目指します。古賀という名前を覚えてもらえるようなインパクトを」と青写真を描く。

 すでに春季キャンプはA班スタートが決まっている。二塁送球1・8秒台の強肩と昨春リーグ戦で3本塁打した強打が武器で、走力が加われば1年目から正捕手の森を脅かす存在となれる。大学4年間のリーグ戦で1盗塁だった古賀は「自分は足がそんなに速くないので(走塁に)興味があった」と言う。意識改革で走塁技術が飛躍的にアップした男は、正捕手争いでもスタートダッシュを決める。(神田 佑)

 《源田好例「ピッチとストライド」が大切》秋本氏は「スプリントコーチ」としてヤクルト・内川、ロッテ・荻野、サッカーの神戸・槙野らを指導してきた。古賀ら新人選手にも「スピードはピッチとストライドで決まる。もっと良くなる」と期待。好例として西武では源田、ヤクルトでは山田、メジャーでは1800年代後半にシーズン100盗塁以上を4度も記録したビリー・ハミルトンも紹介した。

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