日本ハム・新庄監督 キャンプ新常識!2軍宿舎にも専用ルーム 全員“B組”チルドレン育てる

[ 2022年1月21日 05:30 ]

日本ハムのビッグボスこと新庄監督
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 日本ハムの新庄剛志監督(49)が20日、2月1日からの春季キャンプ(1軍・沖縄県名護市、2軍・同国頭村)で異例の「二重生活」を行う方針を示した。球団に1、2軍両宿舎に「新庄部屋」の確保を要請したと自身のインスタグラムで公表。新戦力発掘、育成活性化への視察態勢強化が狙いだ。また、春季キャンプの1、2軍メンバーも決定し、若手選手を多数1軍に抜てき。「新庄チルドレン」育成へ、万全の態勢で臨む。

 「二重生活」でチルドレン育成を目指す。キャンプでは異例の1軍監督の2軍宿舎「別宅」用意。型破りなビッグボスは、約29キロ離れた名護市と国頭村の双方に拠点を置き「チーム強化」にあたる。

 キャンプインに向けて、競争の横一線を強調してきた新指揮官。今月9日にはキャンプ初日を2軍の国頭で迎えると明かし「1日コミュニケーションを取りながら“君たちは2軍じゃないんだよ”と伝えたい」と話していた。この日、自身のインスタグラムに「キャンプ中に寝泊まりする宿舎を2つ用意してもらう方向です」と投稿。両宿舎での「新庄部屋」設置を球団に要請したという。

 狙いは多くの「新庄チルドレン」の発掘だ。フラットな目線で1、2軍全選手を見極め、戦力を探していく。両宿舎に部屋があれば、日帰りではなく、腰を据えた長時間の視察が可能。さらに、2軍スタッフとの情報交換などの時間も確保できるメリットがある。以前は「移動のスーパーカーでも用意しておこうかな」と片道約45分の往復移動も辞さない考えを示していたが、さらに効率的で生産性の高い「二重生活」を打ち出した。

 チームはこの日、キャンプ1、2軍メンバーを発表。選手の能力を把握するコーチ陣が振り分けたが、1軍出場のない高卒2年目左腕の根本、2年目捕手の古川裕ら多くの若手や、今オフ巨人を戦力外になり育成で獲得した古川侑らが1軍に名を連ねた。新人ではドラフト3位の水野(JR四国)、支配下では12球団最後の指名だった同9位の上川畑(NTT東日本)も抜てきされた。

 新庄監督はインスタグラムに「1、2軍ってつけたくない。BIG組(1軍)とBOSS組(2軍)でつけたい」とも投稿。どちらも同じ“B組”だ。前日の監督会議後「他人は他人。もう自分のことだけを考えてやってほしいなと思います。もうみんなにチャンスを与えるので」とした。3年連続5位からの浮上へ、新様式の新庄式「二重生活」を送る。(清藤 駿太)

 《ローランド君にお願いしたのは「カッコ可愛いスーツだけ」》新庄監督はインスタグラムのストーリーズでキャンプに招く臨時コーチ8人のうち候補に挙がっていたカリスマホストのROLANDについて言及。「ローランド君にお願いしたのはカッコ可愛いスーツだけ」としたが、キャンプ地を訪問する可能性はある。同じく候補の青学大陸上部の原晋監督は自身のツイッターで「新庄監督いつでもお声掛けください。喜んでお伺いします!」とつづった。

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