ビシエド 中日選手では初のコロナ感染 入国後PCRで「陽性」オミクロン株に感染が判明

[ 2022年1月13日 05:30 ]

中日・ビシエド
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 春季キャンプを目前に控え、プロ野球界が再びコロナ禍に見舞われようとしている。中日は12日、ダヤン・ビシエド内野手(32)が入国時の新型コロナウイルスPCR検査で陽性反応があり、解析した結果、オミクロン株であることが判明したと発表した。中日選手では初のコロナ感染となった。

 球団広報は「(り患した)経緯は分からない。(米国から)陰性証明を持って飛行機に乗り、日本の検査で陽性となった」と説明した。ビシエドは昨年12月1日に帰国し、前日11日に来日。米国出発前に受けた検査では陰性だったが、来日後の空港での検査で、陽性が判明し、夜に微熱と軽いのどの痛みを訴えた。現在は政府指定のホテルで静養し、熱は下がっているという。

 2月1日から沖縄・北谷で行われる春季キャンプについて球団広報は「2週間の隔離は予定通り。どれぐらい影響が出るかは分からない。今の症状からみて陰性2回が出れば、キャンプに間に合うと思う」と話した。今後もホテルで静養し、PCR検査で2度の陰性判定が出れば、最短10日で隔離期間が終了するが、同行した家族が濃厚接触者となっており、実質2週間の隔離が必要となりそうだ。

 この日、全国の感染者が約4カ月ぶりに1万3000人を突破した。斉藤惇コミッショナーは前日、春季キャンプについて「有観客で開催する位置づけにしている」と改めて明言したが、状況は刻々と悪化。球界にも感染拡大の影響が広まりつつある。

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2022年1月13日のニュース