ソフトバンク・柳田 念願の馬主へ狙うは自己新40発 目標達成ならモーリス生産牧場から競走馬プレゼント

[ 2022年1月13日 05:30 ]

清宮(左)、安田(右)の前でフリー打撃する柳田(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの柳田悠岐外野手(33)が12日、佐賀県嬉野市で日本ハム・清宮、ロッテ・安田らと行っている合同自主トレを公開した。新主将として迎える今季の目標を40本塁打と設定。達成時には自主トレに参加している西武・戸川の父が代表を務める戸川牧場(北海道)から競走馬のプレゼントがあると裏話も披露した。キャリアハイ40発で夢の馬主になる!

 あまり具体的な数字目標を明かすことがなかった柳田が珍しく鼻息を荒くした。キャプテン初年度となる今季の個人的なターゲットを問われ「ホームラン40本打ちたい」と声を張って宣言した。

 大台到達の先には最高のプレゼントが待っている。「戸川の父ちゃんに“40本打ったら馬ください”と言ったら“いいよ”と言われたので打ちます」。自主トレのメンバーである西武・戸川の父・洋二さんは北海道日高町にある戸川牧場の代表者。国内外でG16勝を挙げた15年のJRA年度代表馬・モーリスを生産した牧場で、ギータはかかり気味に盛り上がっている。

 シーズン自己最多は18年に記録した36本塁打。「まだ見えないところだったけど、奇跡のチャンスが来るかもしれない」と競馬好きの主砲にとってこれ以上ない発奮材料で入れ込んでいる。

 ともに汗を流している若手からも刺激を受けている。今年から日本ハム・清宮が「ギータ塾」に入門。ビッグボスこと新庄監督から減量指令が出されているが、「たくさん食べて、たくさん動け。両方、一生懸命やれ」と助言を送った。この日も身ぶり手ぶりを交えて打撃指導。「日本を代表する選手になってもらわないと困る」と1軍出場なしに終わった昨季からの変わり身を期待した。清宮とロッテ・安田には「(打率)3割1分か、30発どっちか」とノルマを設定。達成時にはご褒美を贈るつもりだ。

 自主トレではフリー打撃も行った。47スイングで柵越えは2本だったが、広角に鋭い打球を連発した。「さらに熱くなって“やってやろう”という気持ちがあります」。夢の馬主に向かって開幕からムチを入れて仕掛けていく。(福井 亮太)

 ○…戸川牧場が生産したモーリスは種牡馬として活躍中。20年に初年度産駒がデビューし、昨年のスプリンターズS(G1)を制したピクシーナイトが稼ぎ頭で、産駒の中にはサラブレッドセールで億超えの値がつく馬もいる。プロ野球関係者の馬主では、日米通算381セーブをマークした佐々木主浩氏が有名。GI2勝を挙げたヴィルシーナなどを所有した。ほか、DeNAの三浦大輔監督、ロッテの吉井理人ピッチングコーディネーターも競走馬を所有している。

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